※画像はイメージです/PIXTA

かつては広々とした敷地に建つ戸建てが多かった、ニュージーランドのオークランドですが、近年では新築される物件も集合住宅が多く、また、移民の増加による人口増で住宅ニーズも上昇しています。今後、オークランドの不動産投資で利益を得るには、どのような着眼点が必要になるのでしょうか。現陳プロが解説します。※本記事は、2024年6月10日現在の情報に基づいて執筆されています。

高層アパートメント・オフィスビルディングの建設ラッシュ続く

オークランドシティーの全域を見渡してみたいと思うなら、オークランドの北に位置するノースショアから、ハーバーブリッジを渡るといいでしょう。

 

目につくのは、ヨットハーバー、スカイタワー、有名企業のオフィスビル。このオフィスのビル群は、かつてはスカイタワーを強調するかのようなかたちでそびえていましたが、ここ数年、高層ビルやアパートメント、オフィス+商業用ビルの建設が進み、スカイタワーはむしろ、周囲の高層ビルに呑み込まれるかのような景色へと変化しました。

 

かれこれ15年ほど前、これらの高層ビルの建設情報が発表されたときには、「いよいよオークランドシティーも、世界レベルの高層ビル群へと変貌を遂げるのか!」と驚いたものでしたが、1棟目、2棟目…と建築されるうちにコロナ禍となり、シティー中心部に行く機会もありませんでした。

 

しかし、しばらく訪問しない間に、バスレーンやバイクレーンの設置、地下鉄延長工事によって、シティー中心部は劇的な変化を遂げていました。

 

あと5年はかかりそうなシティー拡張計画ですが、建設途中の部分も多いことから、シティー中心部でビジネスを展開している方や賃貸物件を運営している方には、大なり小なり影響が出ているようです。

 

とはいえ、観光都市・ビジネスの中心であるオークランドシティーの今後の発展に、オークランド市民も期待が膨らんでいます。

 

建設工事の影響により、アパートやオフィスビルの家賃は、若干値下げしている傾向が見て取れます。「ビジネス上、やっぱり市内中心地が便利!」と思われる方には、お得な時期だといえるでしょう。

 

郊外での運営も悪くありませんが、地方や海外から来られる方々は、まずシティー中心部に集まってきます。そんな方々を迎える、オークランドの玄関口の完成が待たれます。

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