(※写真はイメージです/PIXTA)

富裕層に関するお金の問題解決にあたってきた江幡吉昭氏の新著『インフレ時代の投資術』(出版社名)より、著者の承諾を得て、いくつか内容を抜粋しご紹介していきます。

投資に支配されない…「含み損」との向き合い方

○含み損が気になるようであればその投資額は過大

 

これは投資に関して許容できるリスクは人それぞれという話で、例えば100万円持っている人が50万円の含み損になってしまった場合、かなり強烈なプレッシャーがかかると思う。資産が半分目減りしてしまったのだから。

 

ところが1億円保有している人が同じ50万円の投資による含み損であっても、全財産のたった0.5%でしかないので、50万の含み損は気にならないであろう。また、投資のベテランが含み損500万円と投資初心者が同じ500万円の含み損も違うと思う。投資にはアップダウンがあり、「そんなもんだ」と思える許容額は人それぞれ、財産額によって異なる。

 

含み損が気になり一日に何度もスマホを眺めて市況をチェックしているような状況になったとしたら、それはその人の現在の投資額がその人にとって過大ということが言える。今すぐにでも投資額を少なくする(損切する)必要がある。

 

もちろん本書はデイトレードなどをおススメする本ではないので、デイトレードの場合、もう少し異なる趣があると思う。本書はあくまで最低五年以上の中長期投資について書かれている。

 

人生はあくまで自分のためにあるもので、投資のためにあるものではなく、人生を有効に活用するためには時間とお金が必要なのは誰もが頷くところ。しかし含み損が気になって仕事が手につかないようであれば、本末転倒であり、投資に支配された人生になってしまう。投資に支配されないように自分で自分の時間を支配できる金額にすべきと考える。

 

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本記事では、9箇条のうち3つ目までをご紹介しました。次回の記事では残りのパートについてご紹介いたします。

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