「おっさん、またかよ」月収95万円だった“鬼部長”。いまは時給1,250円、娘と同い年の上司に呆れられる“62歳シニアアルバイター”…元エリートが定年後、プライドを砕かれながら今日も出勤する理由【CFPの助言】

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(※写真はイメージです/PIXTA)

定年退職後も働き続ける人が増えています。お金のため、生きがいのため、と働く理由はさまざまでしょうが、なかには現役時代とのギャップに苦しむ人も少なくないようで……。本記事では田中清志さん(仮名)の事例とともに、定年後の仕事とマネープランについて、FP相談ねっと・認定FPの小川洋平氏が解説します。

やりがいだけで満足しない

退職後の生きがいや刺激は非常に重要なことですが、自分のライフプランを考え、資金計画を考えることも同じくらい重要です。

 

・どういう生活を望むのか

・毎月いくらお金があれば自分が望む生活を実現することができるのか

・自分が望む生活を実現するために、どのようなお金の戦略を立てていけばいいのか

 

こういったお金の戦略を考えて老後を迎え、定年後の仕事を選んでいきましょう。

 

また、支出をしっかり見直し、ムダな支出を減らすことで生活レベルを維持しながら収支を整えることも可能です。そういった一生の人生設計に対してのお金の計画を立て、全体を俯瞰して計画を立てることで、さらに精神的にも経済的にも豊かな老後を送ることができるでしょう。

定年後も働き続ける人々

令和2年に版高齢社会白書(全体版)によると、65歳~69歳の男性の60%程度、女性は38%程度が収入のある仕事をしているというデータがあり、今後も高齢化が進むなかで、定年後も働き続ける人々の数は増加していくことが予想されています。

 

しかし、資産形成が不十分だったり、そもそも老後に家計がどうなるかを見える化できていなかったりすると、老後も働かなくては生活が成り立たないということになってしまいます。そのために、早い段階で老後に家計がどうなるのかをシミュレーションし、自分が望む生活をするためになにをすればよいか戦略を考えることが重要です。

 

老後の就労も、資産形成や保険設計も、すべては最大限自分の在りたい姿を実現するための手法です。田中さんが仕事のやりがいという面で満足できたように、思い描く老後に近づけるよう、早い段階から今後の人生設計を考えていきましょう。

 

 

小川 洋平

FP相談ねっと

CFP

 

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