日本の不動産を買うことは国防にもつながる?
かつて、日本の大衆文化の1つだった浮世絵。後世にその価値に気づいたのは日本人ではなく外国人でした。西洋絵画に大きな影響を与えた浮世絵は、1867年のパリ万博でジャポニズム・ブームが起こって以降、かなり安く輸出されてしまいました。
私は、日本の不動産も同じようなことになるのではないかと危惧しています。日本人がその価値に気づいたときにはすでになくなっている(実物の土地はあっても日本人のものではなくなっている)のではないか、とさえ思っています。
今、日本の不動産は外国人に買い漁られています。それに対して議論が巻き起こっている状況です。主な論点は安全保障上の問題で、自衛隊基地や原発のような重要施設の周辺の土地を外国人が自由に買える状況が問題視されているのです。
オフィスビル投資においては、そのような諸問題とは分けて考えていいのかもしれませんが、それでも日本の不動産が外国人に所有されてしまうことは、国益に反するものと考えることもできます。
そう考えると、日本人が日本の不動産を購入することは外国からのサイレント・インベージョン(目に見えない侵略)から日本を守ることとも言えるのではないでしょうか。つまり、国防にもつながるわけです。
最後は少し大げさな話になってしまいましたが、それでも海外のお金持ちは自国と他国を比較し、より投資として有意義なものを選択しています。ビル一棟か区分所有か、SグレードかCグレードか、新築か中古か。
あなたも経営者であり〝兼業投資家〟として、ぜひ比較・検討をしながらオフィスビル投資を考えてみてください。それが対国外、対国内において、乗り遅れない秘訣と言えるでしょう。
青木 龍
株式会社Agnostri(アグノストリ)代表取締役社長
※本記事は『御社の新しい収益基盤を構築する 区分オフィスビル投資術』(ビジネス教育出版社)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
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