脱税と節税はどう違う?
節税と脱税の境目 グレーゾーンの租税回避
合法な「節税」の例
・租税特別措置の利用
・控除の申告 など
違法な「脱税」の例
・経費の水増し
・所得の無申告や虚偽申告 など

個人でできる節税
利用できる控除を把握する
所得税、相続税、投資や不動産に関わる税など、様々な税金に用意された控除や特例を把握する。
優遇制度の利用
NISAやiDeCoなど、非課税のメリットを得られ資産形成に有利な制度を利用する。
租税回避的な行為は後から徴収されるリスクも
節税策とうたわれるものの中には租税回避行為として税法で認められず、追徴課税(差額の徴収)のリスクがあるものもある。個人が取り組める節税策としては、控除や優遇制度の利用が確実。
脱税とは、税法に規定される「偽りその他不正の行為」に該当する、不当に納税を免れる行為で、刑事罰の対象になります。一方、節税は優遇措置を利用するなどして、合法的に、経済的に合理性のある通常の取引を行った結果として納税額を安くする行為です。また、脱税と節税の間にはグレーゾーンも存在します。
合法ではあるものの、通常の取引には見えない、税負担を減らす不自然な行為は租税回避と呼ばれ、取引内容によっては取り締まられる可能性があります。
税法に違反するとどうなるのか
説明義務は納税者 立証責任は調査側にある
課税の根拠を証明する責任は税務調査を行う側にある。十分な説明や証拠を提供しても、納得のいかない課税が実行された場合は、最終的に異議申し立てや審査請求を行うこともできる。

違反した場合のペナルティ
過少申告加算税
納税額が過少であった場合のペナルティ。納付すべき税額の10%~15%。
無申告加算税
申告書を提出しなかった場合のペナルティ。納付すべき税額の15%~30%。
重加算税
事実を隠蔽、仮装(偽装)した場合に発生。納付すべき税額の35%~40%。
延滞税
期限までに納付されない場合の利息。年利2.4%~8.7%の日割。
もしも申告内容に間違いや不正が見つかっても、いきなり逮捕、ということにはなりません。ただし、本来納めるべき税の徴収に加えて、ペナルティとして延滞税や加算税が課されます。とはいえ、税務調査官の指摘に全面的に従う義務があるわけではなく、誤解や意見の食い違いがあればすり合わせを行うべきなのは先述の通りです。身の潔白を証明するための説明義務は納税者にありますが、不正を立証する責任は税務調査を行う側にあることを念頭に置くとよいでしょう。
村形 聡
税理士・公認会計士
配偶者の預金は?子ども名義の生命保険は?
事例で深堀り!「相続税の税務調査」
富裕層だけが知っている資産防衛術のトレンドをお届け!
>>ゴールドオンライン・エクスクルーシブ倶楽部<<
ゴールドオンライン・エクスクルーシブ倶楽部が
主催する「資産家」のためのセミナー・イベント
【9月29日(火)開催】
こんな時、相続した不動産はどうなる?
不動産の評価はどうなる、住宅ローンがある、
相続時の登記や税金は…弁護士が対応策を一挙解説
【9月29日(火)開催】
不動産オーナー必見!利回りより大切な「税引後の手残り」
税理士が解説する“不動産×金融資産”の最適バランスと投資税務
【9月30日(水)開催】
「スマホの中の遺産」家族は見つけられますか?
“エンディングノート”で残す、デジタル遺産・収益不動産・相続財産情報
【AI時代の「家族承継」実践編】
【10月1日(木)開催】
オルカン、S&P500…「NISA」の最適な投資対象とは
金融資産1億円以上の方だからできる活用法
【関連記事】
■月20万円もらえるはずが…45歳・サラリーマン「ねんきん定期便」に抱いた違和感。「年金ルール」知らずにそのまま20年…65歳で受け取ることになる年金額に唖然「何かの間違いでは?」
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

