(※写真はイメージです/PIXTA)

どうせ入社するなら、給料の高い大手企業が望ましい。そのように考える人が多くいる一方、あえて「仕事の幅」「出世の可能性」を求め、中小企業への就職を決意する人もいる。しかし、なかにはせっかくのチャレンジを後悔するケースもあるという。どういうことか。

頑張っても、年収1,000万円を超えるのは無理…

大企業と中小企業の間に広がる、あまりに大きい給与格差。

 

だが、大卒サラリーマンの月収の中央値は34.7万円。年収1,000万円を超えが想定される月収65万円超えは、大卒サラリーマンの6.5~11.9%。実際のところ、中小企業であっても出世すれば年収1,000万円超えは実現するし、大企業でも上位に食い込まなければ1,000万円超えは難しい。

 

ならば、自身の手で高い評価・給与を勝ち取ればいいのではないか。

 

ある20代の男性は、そんな考えのもと、中小企業へと入社を果たした。ところが1年後――。

 

「いまですか? 退職するつもりです」

 

入社してから1年、なぜ転職活動をスタートしているのか。男性は語る。

 

「会社の体制の問題というか…」

 

その会社は、経営陣と、そこに近しい関係者以外は、あくまでも〈兵隊〉のポジションでしかないのだという。

 

「負担の大きい大変な仕事は〈兵隊〉が行い、成果が出たら〈中心部」が吸い上げる。〈兵隊」はどんどん入れ替わりますが、〈中心部」は意に介さないのですよ」

 

これは、よくある構造ではないだろうか。

 

「それより、いちばん驚いたのが、イマイチ仕事ができない先輩が、経営者の親族と結婚した途端、出世街道に乗ったことですね…」

 

そういうと、男性はそっと目頭を押さえる。

 

家族経営の会社であれば、このような事態は決して珍しくない。だが、従業員として働く立場としては、あまりに報われないのではないか。

 

やりがい、正当な評価、納得できる賃金。

 

これらのバランスが崩れた環境では、就業を続けるのは厳しい。

 

転職が当たり前のものとなっている現在。昭和時代のサラリーマンのように、不条理な環境に耐え続けるという就業スタイルは過去のものだ。

 

置かれた環境に愛想をつかし、今日も転職活動にいそしむ人がいる。

 


[参考資料]

厚生労働省『令和4年賃金構造基本統計調査』

 

 

 

 

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