(※写真はイメージです/PIXTA)

配偶者に先立たれた場合にもらえる「遺族年金」。受給額について正しく理解していますか? 本記事では、 亀田さん(仮名/72歳)の事例とともに遺族年金に関する勘違いされやすいポイントについて、相談ねっと・認定FPの小川洋平氏が解説します。

5人に1人は老後の生活の前半で亡くなる

今回は配偶者に先立たれ、老後破産してしまった亀田さんの事例を紹介しました。厚生労働省が2017年に発表したデータによると、66歳まで生きている確率は約92%、75歳まで生きている確率は約82%とあり、75歳までに亡くなる確率は約18%ということがわかります。つまり、5人に1人は老後の生活の前半で亡くなっているのです。

 

夫婦共働きで2人分の年金に余裕を持てていると思っても、今回の事例のようにどちらかが先に若くして亡くなってしまった場合にはこういった問題が潜んでいる場合があります。

 

特に公的年金の制度については複雑であり、受給された人が周りにいて、「遺族年金をもらった」などの話を聴くことによって自身ももらえるものであると誤解してしまいがちです。

 

自身が受け取れるであろう公的年金の制度についても確認し、夫婦どちらか先に万が一があったときに家計がどうなるかも考えておく必要があります、
 

 

小川 洋平

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