オーストラリア経済は、1992年以降2019年まで28年連続でプラス成長を達成。2020年にコロナショックの影響を受けましたが、その翌年には先進国のなかでも早く正常化が進みました。このような安定した経済成長に牽引されるように不動産市場も成長。世界の投資家から注目を集めています。今回はそんなオーストラリア不動産の最新の状況と、今後の見通しについてみていきます。

オーストラリア「不動産オークション」最新の落札状況

オーストラリアの住宅市場は供給不足がひどく、このような需要と供給のアンバランスにはめったに遭遇しないほどです。

 

3月第2週の仮のオークション落札率は前週73.5%(最終的には68.2%に修正)より少し低下したものの、71.8%を記録しました。この高いオークション落札率*1は、需要が増加するなか、オークションに出品される物件数が増加するにつれて買い手からの需要も維持されていることを示しました。

 

*オーストラリアではオークション(競売)で不動産を購入することが日常的に行われ、いつどこでオークションが行われるかという情報は、ウェブサイトなどで簡単に取得可能。オークション開催当日に落札時の10%の契約金を支払い仮契約となる

 

オークション落札率は、昨年末に仮落札率が60%台半ば、最終結果が50%台半ばに落ち着いていた時期と比べてはるかに高い水準にあり、2月第2週以降に76.2%を記録しています。今年はこれまでに平均-5.9%の下方修正が行われ、最終的な落札率は65~66%の範囲である可能性があります。

 

昨年と比べてオークション落札率が高い傾向にあることは、不動産コンサルティング会社のコアロジックが公表しているホームバリュー指数(全国住宅価格指数)が1月と2月に上昇ペースが加速していることと一致しています。

移民の国・オーストラリア…今後も不動産の需要増が見込まれる

今後、移民が増えるなか、さらに需要が供給を大幅に上回ることになるでしょう。また住宅価格は、労働力不足による建築コストの上昇に加え、ビルダーや開発業者が財務的に妥当でない限り新しいプロジェクトを開始しないため、さらに供給不足が加速、現在の市場価格よりもかなり高い価格で提供される必要があります。

 

賃貸市場に関しても同様であり、需要と供給のバランスが大幅に崩れており、歴史的に低い空室率と急激な家賃上昇が発生しており、これは2024年も続くと予測されています。首都圏の家賃は二桁以上の上昇が続き、ユニットの賃料もシドニー、メルボルン、ブリスベンで20%以上の速さで上昇しています。

 

最近発表された統計調査によると、オーストラリアの人口は2023年に約62万人増加しました。これは史上最高の数字であり、2023年5月に予測されていたよりも10万人多い数です。

 

オーストラリアの労働生産人口は2.8%ほど拡大しており、オーストラリアの賃貸市場に大きな影響を与えています。

 

2023年、海外の学生の数や卒業生ビザを取得した人々の数が30万人以上増加。コロナ禍に低迷した賃貸市場は回復しましたが、賃料の上昇ペースは減速する可能性があります。一方、物件の供給不足が続くなか、今後も大幅な供給は予定されていないため、中長期的に賃料は上昇し続けるでしょう。

 

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