(※写真はイメージです/PIXTA)

働いていた際の給与と、加入期間で厚生年金の受給額は決まります。毎年誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」には、これまでの納付額が記載されており、「こんなに払っているのか…。この払っている分、貯金しておくほうが得なのでは?」と思う人もいるようです。本記事では、「年金の意義」について検証していきます。

「その分、自分で貯金をしておいたほうが得」なのか?

ここで算出された年金の給付額が高いとみるか、安いとみるか、それこそ「その分、自分で貯金をしておいたほうが得だ」と考える人もいるでしょうが、同サイトでは年金の意義について、以下のようにも述べています。

 

“誰でも、何歳まで生きるか分かりません。老後に備えて貯蓄をしていても、それを使い切ってしまう可能性もあります。逆に、老後への不安から現役時代に過度な貯蓄をしようとすると、若いときの消費が低くなってしまいます。

 

それに対して公的年金は、終身で(亡くなるまで)受給できる仕組みです。これによって、現役時代に過剰な貯蓄を行う必要がなくなりますし、なによりも、長生きして生活資金がなくなるという事態に備えることができるのです。”

 

貯金であれば、長生きをした際にいつか尽きてしまうかもしれないし、長生きを見込みすぎて「使えなくなる」ことも想定されるという理屈です。納得することはできるでしょうか。「長生きすれば、どこかで得になるかもしれないが、その分岐点が何歳か教えてくれ」という声も聞こえてきます。

 

実際、年金制度は他にも「物価の変動や、賃金の上昇に比較的強い」など様々な側面から考察されたうえで、制度ができあがっています。超少子高齢化時代に合っていないという声は多いですが、他によりよい制度はあるのか、厚生労働省の『いっしょに検証!公的年金 〜財政検証結果から読み解く年金の将来〜』を一度読んでみるといいかもしれません。

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