旅立ちの人生計画シート作成に不可欠な「余命」の計算方法

今回は、旅立ちの人生計画シート作成に不可欠な「余命」の計算方法を見ていきます。本連載は、NPO法人ライフデザインセンターの編著、『旅立ちのデザイン帖―あなたらしい“終活"のガイドブック』(亜紀書房)の中から一部を抜粋し、「終活」に向けた各種の生前準備についてご紹介します。

「60歳の人」はあと何年生きられるのか?

旅立ちの人生計画シートをつくるとき、はたと困るのが、自分は何歳まで生きるのか、配偶者、パートナーの余命は何年にしたらよいのかということです。平均寿命というのは、いま、おぎゃあと生まれた赤ちゃんが平均何歳まで生きられるかということですが、「平均余命」というのは、たとえばいま六〇歳の人があと何年くらい生きられるのかという平均年数のことです。

 

下の平均余命表によると、六〇歳の男性の余命は約二三年、女性は約二九年です。そうすると、あなたが現在六〇歳ならあと二〇年以上は生きると考えられますから、それに沿ったシートをつくるのがいいでしょう。ただしこの表はサンプルであり、あくまでも予測に過ぎないものだということをご承知ください。

 

【図表 平均余命表(男性)】

厚生労働省ホームページより
厚生労働省ホームページより

 

【図表 平均余命表(女性)】

厚生労働省ホームページより
厚生労働省ホームページより

 

人生を豊かにするための「お金」の使い方

それぞれの人生は、病気や事故で短命かもしれませんし、もしかしたら一〇〇歳のご長寿老人になるかもしれません。また、現段階では予想もできないところで多額の出費があるかもしれません。しかし、シミュレーションとはいえ、こうした計画を立てることにより、他人にお金のことで迷惑をかけない目安となりますし、よけいな心配をしないですみます。大切なことは、お金の心配をしない分だけ心の財産を豊かにすることです。

 

その過程で、高齢期だからこそ追いかけることができる「夢」が見えてきます。そしてその実現のために、どこに手厚くお金をかけ、なにを節約するのかを計画するのです。必要なときに必要なお金を有効に使っていくことが、心を安定させ、人生を豊かにするための秘訣です。旅立ちの人生計画シートには、単にお金のことだけでなく、自分自身の生き方があらわされているのです。

2001年6月に長野県で発足したNPO法人。自分らしく生きようとする人々に支援を行うことを目的として、主に高齢期の人々を対象とした活動を続ける。情報提供やセミナーおよび講演会の開催、各種の相談、講師派遣、成年後見人に関する事業や居宅介護支援事業などを行っている。弁護士、医師、司法書士、税理士、社会保険労務士、住職、牧師、ファイナンシャルプランナー、ケアマネージャーなどの専門家が理事として関わっている。2002年には「エンディングノート」の先駆けとして、『旅立ちデザインノート』『旅立ちアレンジ』を発行。現在、長野県長野市と松本市に事務所がある。代表理事は久島和子氏(写真)、小川和子氏、鈴木秀一氏の3名。

著者紹介

連載今からはじめる“終活”ガイド

旅立ちのデザイン帖 あなたらしい“終活"のガイドブック

旅立ちのデザイン帖 あなたらしい“終活"のガイドブック

NPO法人 ライフデザインセンター

亜紀書房

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