丑年と午年は要注意?干支と株式相場の相関性
アメリカ大統領選挙は4年周期ですが、日本でも一定の年周期を繰り返すものがあります。そうです、干支です(※)。
(※)厳密には、干支は十干と十二支を合わせたものを指しますが、ここでは十二支のみを指すものとします。
干支に関しては、古くから以下のような株の格言があります。
子(ね)は繁栄、丑(うし)つまずき、寅(とら)千里を走り、卯(う)跳ねる、辰(たつ)巳(み)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申(さる)酉(とり)騒ぐ、戌(いぬ)は笑い、亥(い)固まる
少し嚙み砕くと、子年(ねずみどし)、寅年(とらどし)、卯年(うさぎどし)、戌年(いぬどし)は上昇しやすく、丑年(うしどし)と午年(うまどし)は下落しやすい。辰年(たつどし)と巳年(へびどし)に天井を付け、未年(ひつじどし)や亥年(いのししどし)は動きが少ないが、申年(さるどし)と酉年(とりどし)は大きく変動しやすい、という意味になるかと思います。
それでは、実際この格言通りに相場は動いているのでしょうか?
[図表2]は1949年~ 2022年の干支ごとの年間日経平均上昇率の平均を示したグラフです。
実際の日経平均上昇率と格言とを比較すると、意外に当たっている年が多くあります。
まず、「繁栄する」子年、「跳ねる」卯年、「騒ぐ」申年・酉年は大きく上昇し、「つまずき」の丑年は下落しています。また、辰年・巳年に上昇した後、「尻下がり」の午年に下落しており、辰年・巳年は「天井」を付ける傾向があるようです。
もちろん、「千里を走る」寅年の上昇率は0%であったり、「固まる」亥年の上昇率が大きかったりなど、100%格言通りの動きをしている訳ではありませんが、干支に関する格言は全く参考にならないということもないようです。
ちなみにですが、先述のアメリカ大統領選挙4年周期のうち、日経平均のパフォーマンスが一番高い大統領選挙当年の干支は、子年(繁栄)23%、辰年(天井)28%、申年(騒ぐ)9%と、格言でも株高を示唆する年が並んでおり、名実ともに堅調な株価を期待できると言ってよいのかもしれません。
なのなの
サラリーマン兼業投資家
※本記事は『月41万円の“不労所得”をもらう億リーマンが教える 「爆配当」株投資』(KADOKAWA)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
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