家族関係にとても重要な「視野60度の法則」とは?
私たち人間は両目が顔の前側についていますから、視界は前方180度程度です。でも、視界の中に入っているものをすべてを認識しているわけではありません。実際には注意を向けている限られた範囲だけしか「見えていない」のです。視野60度を超えたところにいる人の表情や顔色はわからないのです。
視野60度以内に入っている目の前が散らかっていたり、いろいろな種類の書類があったりすれば、疲れてしまいますし、落ち着きません。
視野60度の法則は、家族関係にもとても重要です。
なぜなら、視野に入らなければ顔が見えないので、近くに相手がいたとしても会話が成立しないことにつながるからです。
まずはお互いが視野に入るような間取り、もしくは家具のレイアウトにすることが
とても大切です。
[図表1]を見てください。
あなたが帰宅して「ただいま」と言ったとき、キッチンに立っているパートナーは
洗い物をしながら「おかえり」と答えます。
あなたならどう感じますか?
……背中を向けたまま返事をされただけで、なんとなく、「今日は機嫌が悪いのかな?」「今は話しかけちゃダメなのね……」と思ってしまうかもしれません。
海外なら、帰宅をしたらハグをしたり、老夫婦でもキスをしたりしますよね。残念ながら(?)日本人にはそのような習慣はほとんどありませんから、この状況だけで、なんとなくそっけない関係になってしまったような気がします。
もし、子どもが帰ってきたとき、毎日ママに背中を向けて返事をされていたらどうでしょうか。今日あった楽しいことを話す機会を失ってしまうかもしれません。
キッチンがこのようなレイアウトになっていれば、わざわざ振り向いて笑顔を向けない限り、この状況は「毎日」「確実に」続くのです。
次のケースです。
キッチンであなたが洗い物をしています。ソファに座っているパートナーに、子どものことを相談したいあなた。
「ねえ、裕太のことだけど……」
ソファに座ってスマホを見ているパートナーは、普通に返事をしたつもりです。あなたの話に興味がないわけではありません。
でも、あなたはどう感じるでしょう。
ちゃんと話を聞いてくれないと不満に感じ、「ちゃんと聞いてよ!」とだんだん口調が強くなっていくのでないでしょうか。
こんなふうに、いつもいつも背中を向けて気のない返事をされ続けていたら……。
「私は軽く扱われている」「もう相談するのなんてやめよう」と思うかもしれませんし、夫婦の会話も減り、信頼関係も失ってしまうかもしれません。
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