休みを謳歌したあとの月曜日。リフレッシュしたはずなのに、会社に向かう足取りはなぜか重い……。「このまま逃げ出してしまいたい……」そう思う人もいるでしょう。では実際に「仕事から逃げた経験がある人」はどれほどいるのでしょうか。みていきましょう。
月曜から憂鬱…年収600万円・40代サラリーマン「この仕事量、どうしろと」我慢の先に待つ悲劇 (※写真はイメージです/PIXTA)

「仕事から逃げ出したい」と思ったこと、ありませんか?

ーーはぁ、会社に行きたくないなあ

 

大きなため息をつきながら、満員電車に揺られているサラリーマンたち。株式会社ビズヒッツが男女500人に行ったインターネット調査『仕事から逃げたくなる瞬間に関する意識調査』によると、「仕事から逃げたいと思う瞬間」第1位は「ミスをしたとき」で18.0%。「業務量が多すぎる」15.2%、「人間関係がツライ」13.8%、「怒られた」9.2%、「仕事がうまくいかない」8.2%と続きます。

 

【仕事から逃げたくなる瞬間】

◆ミスをした

締め切りを間違っていて、多くの人に迷惑が掛かると分かったとき(40代男性、広告代理店勤務)

◆業務量が多すぎる

こちらの作業量を考えないまま、膨大な仕事を振られたとき(30代男性、経理)

◆人間関係がツライ

嫌いな人間と数週間2人だけで現場を任されたとき(40代男性、管理業務)

◆怒られた

上司から人前で怒られたとき(40代男性、営業職)

◆仕事がうまくいかない

計画に対して大きく未達してるとき(40代男性、営業職)

 

出所:株式会社ビズヒッツ『仕事から逃げたくなる瞬間に関する意識調査』より

 

「わかる、わかる」というものが並びますが、実際に「仕事から逃げたことがある」人は28.6%。「仕事を休んだ」が15.0%。通勤途中で会社に行けなくなり、引き返したり休みの連絡をいれた人もいたそうです。

 

仕事で逃げたくなることがあるのは当然のこと。実際に行動に移した人も、それぞれ事情があるでしょう。耐えて耐えて耐えて……取り返しのつかなくなるよりは、むしろ行動を起こしたほうがいいケースもあるでしょう。

 

厚生労働省『令和5年版 過労死防止対策白書』によると、仕事や職業生活に関することで強い不安、悩み、ストレスを感じている労働者の割合は82.2%。ストレス原因の第1位は「仕事量」で36.3%、続いて「仕事の失敗」で35.9%。「仕事の質」「パワハラ、セクハラなど、対人関係」「会社の将来性」「顧客・取引先等からのクレーム」「役割や地位の変化等」……日本を支えるサラリーマンは、色々なことにストレスを感じています。1週間の始まりの月曜日から憂鬱になるのも納得です。

 

また年齢別にみていくと、最も「強い不安・悩み・ストレスがある」と回答したのは「40代」で87.1%。続いて「50代」が84.8%、「20代」が83.0%、「30代」が77.0%と続きました。