生まれたばかりの赤ちゃんにとって最も落ち着くのは、大好きなママパパに抱っこされている時間かもしれません。そんな親子にとって幸福な時間をもっと安全で心地よいものにするために、正しい抱っこのコツや手順を助産師サキココさんにお伺いしました。
赤ちゃんが安心して〈すやすやネンネ〉…助産師が「抱っこのコツ」を伝授 ※画像はイメージです/PIXTA

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抱っこは赤ちゃんとママにどのような効果があるの?

抱っこの効果として昔からいわれているのは、ママと触れ合うことで赤ちゃんの情緒や発達面が促進されるということです。赤ちゃんはママの匂いや温もりを感じることで安心できますし、ママにとっても赤ちゃんと触れ合うことで幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが出て、情緒が安定したり実際に幸せを感じることができます。抱っこは赤ちゃんにとってもママにとっても大きなメリットがあると思います。

抱っこの基本姿勢と注意点

落ち着くのは「丸い抱っこ」

赤ちゃんを抱っこする時は「丸い抱っこ」がいいといわれています。というのも、特に生まれて間もない赤ちゃんにとって最も自然なのは、ママのお腹の中にいた時の少しうずくまったような姿勢。ですから体の中心に向かって丸くなるような姿勢で抱っこしてあげることが大事です。

 

気をつけたい姿勢

抱っこした時に赤ちゃんの体が反ってしまったり、足がダランと下がってしまう姿勢というのは、赤ちゃんにとって無理があり、落ち着かない姿勢といえます。

 

股関節脱臼に注意

抱っこをする時に一番注意が必要なのは股関節脱臼です。赤ちゃんの足は膝が外側に向いたM字型が自然な形なので、それを内側に閉じ込めるように抱っこをすると股関節に負担がかかり脱臼をするリスクがあります。

 

赤ちゃんが安心できる抱っこのコツ

月齢によっても抱っこのコツは変わってきますが、すべてに共通していえるのは次の3点です。

 

①赤ちゃんの体が反らないようにすること

後ほど具体的に説明しますが、正しい場所を支えてあげて、赤ちゃんの体が反らないように抱っこしてあげることが大切です。

 

②赤ちゃんとできるだけ密着すること

赤ちゃんをママの体にしっかり密着させることで、重さを感じにくく楽に抱っこすることができます。赤ちゃんと接する面積が少ないと、重さを感じたり余計な力が入ってしまいママの体を痛める原因にもなります。

 

③力を抜くこと

赤ちゃんをあまりギュッと抱きしめてしまうと、体の反りにもつながります。ママ自身もできるだけ力を抜ける抱っこが理想です。背もたれのある椅子を利用してもいいですね。

 

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