駅前の再開発も進み、文化の発信地として一層賑わいを見せている渋谷区。今回はそんな渋谷区の住みやすさをデータとともにご紹介します。街の特徴や治安、子育て・買い物・娯楽環境などを詳しく見ていきましょう。
大規模再開発で一変「東京都渋谷区」住みやすい街、おすすめ5選【データで紐解く東京③】 (※写真はイメージです/PIXTA)

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渋谷区を6つの視点でガチ評価

渋谷区の治安(★5/1.5)

[図表2]

 

渋谷駅周辺は繁華街で人通りも多いため、治安はあまり良くない傾向。区では、犯罪やトラブル防止対策のために防犯カメラの設置やパトロールの強化などの取り組みを積極的に行っています。一方で繁華街から少し離れると落ち着いた雰囲気の街並みも広がり、広尾、恵比寿、代々木などは比較的治安が良い地域です。

 

渋谷区の子育て環境(★5/4)

[図表3]

 

渋谷区では、区立の小中学校と理系教育支援施設が連携し、学校の授業では体験できない科学実験や技術の授業を行っています。蕎麦屋でのそば打ち体験やホテルのベッドメイキングなどユニークな職場体験を区が提供するなど、参加型学習への取り組みが盛んです。また、23区で初めて中高一貫教育を取り入れるなど教育の面でも新しい試みが多い区といえるでしょう。保育サービスでは、病児保育や無料の休日保育のほか、一時預かり保育やショートステイなどがあり充実しています。

 

渋谷区の医療(★5/3.5)

[図表4]

 

渋谷区では2019~2023年度の5年間を計画期間として健康増進計画を策定しています。健康状態が良いと感じる人を増やすこと、健康寿命を延ばすことを目標とし、予防医療を中心に注力。この計画に基づく健康レシピコンテストの開催や「シブヤウォーキングマップ」の掲載、こころの健康をチェックできる「渋谷区こころの体温計」サイトなど様々な健康づくりイベントを行っています。

 

渋谷区の自然環境(★5/3)

[図表5]

 

区内5番目の広さを誇る代々木公園は、広々とした草地だけでなくサイクリングコースや展望デッキ、サッカー場などの設備がある人気スポット。お花見や撮影会など様々なイベントが定期的に実施され、屋台が出店するイベントではさらなる賑わいを見せる憩いの場です。またパワースポットとしても人気が高い明治神宮は、荘厳な空気と豊かな自然を求める多くの人が訪れ、一年を通して国内外から多くの人が訪れます。

 

渋谷区の買い物・娯楽(★5/5)

[図表6]

 

特に渋谷駅周辺には、ファッションビルや飲食店が数多く立ち並び、その選択肢の多さは都内でもかなり上位でしょう。映画館や美術館、アミューズメント施設も多くあり、娯楽の場としても退屈しません。


一方で、幡ヶ谷や笹塚といった住宅街の駅前には地元密着型の商店街があり、地域に住む人々から長く愛されています。歴史ある商店から最新の流行を押さえた店まで幅広く楽しめるのが渋谷区の魅力です。

 

渋谷区の住まい(★5/4)

[図表7]

 

人口の約半数が10年未満で区外に移住しており、区民は20代から30代の単身世帯が約6割を占めています。そのため持ち家率は高くありませんが、利便性の高さや区自体が持つイメージから、中古戸建や中古マンションのニーズは高く、14区内でもかなり上位の高値で取引されていることが分かるでしょう。

渋谷区の資産価値ランキング2023

※用途区分:住宅地

(出典:国土交通省「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」)
[図表8] (出典:国土交通省「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」)

 

大規模ヴィンテージマンションで知られる広尾や、ビール工場跡地の再開発で資産性が劇的に向上した恵比寿など個性的で資産性の高い街が多くあります。かつては大規模な再開発案件が少なかったこともあり、人口増加率は伸び悩んでいましたが、近年の渋谷駅周辺の再開発が本格化したことにより居住ニーズや公示地価の上昇率は高めです。

 

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