東京の副都心のひとつ「池袋」を有する豊島区。一時は「消滅可能性都市」として話題になりましたが、いまや、東京でも有数の子育てのしやすい街として若い世代から支持を集めています。豊島区の現況と住みやすさをデータとともにみていきましょう。
消滅可能都市と騒がれたが…子育てしやすい「東京都豊島区」を5つ星評価【データで紐解く東京②】 (※写真はイメージです/PIXTA)

東京の暮らしを豊かにする情報満載のWEBメディア「TOKYO@14区」
ほかの記事も読む(外部サイトに遷移します)>>>

 

【関連記事】
住まい選びの第一歩「土地探し」…風水的に「良い土地」とは?【風水を知って理想の住まいを叶える①】

豊島区の基本データ

[図表1]

 

面積は14区内でも2番目の小ささであるものの、多くの人が住んでおり、人口密度は最も高いこの地域。賑やかな街というイメージが強く繁華街が注目されがちですが、その周辺には落ち着いた住宅街エリアが広がっています。ここ20年ほど人口は増加傾向にあり、新宿や渋谷に後れを取っていた再開発も、近年では積極的に進められています。

豊島区の特徴

都内屈指のターミナル駅である池袋駅を有する豊島区。ここでは、そんな豊島区のまず押さえておきたい2つの特徴をご紹介します。

 

池袋を中心とした静動あわせ持つエリア

 

 

豊島区の核となる池袋駅は、駅周辺に大型百貨店や家電量販店、飲食店が集まった都内有数の繁華街。一方の住宅地は池袋駅の周辺に点在しています。区の東側を走る山手線沿線の駒込や巣鴨、大塚は、駅前には活気ある商店街、その周囲に一戸建てとマンションが混在した住宅地という構造。雑司が谷から護国寺にかけての音羽通り沿いは、グレードの高いマンションが豊富なエリアです。大学敷地の豊富な緑が静けさをもたらす穏やかな住宅地が続きます。西部の千早や長崎は、池袋とは山手通りを隔てていることもあり、閑静な一戸建て中心の住宅地。かつて多くの文化人に好まれた場所でもあり、特有の落ち着いた雰囲気が漂っています。

 

安全・健康への意識を高める教育カリキュラム

教育面では、安全、健康維持を融合させた取り組みを行っています。その先駆けとして、区立朋友小学校が、2012年11月に全国で3番目、東京では初めての「インターナショナルセーフスクール(ISS)」の国際認証を取得。事故・いじめ・暴力を予防するなどの取り組みにより、学校で発生する怪我の件数を約3分の1に低減させました。また、全国に先駆けて施行した「がん対策推進条例」にあわせて、小学校6年生と中学校3年生を対象に病気予防、生活習慣の改善を趣旨とした授業を実施。子どものころから健康への意識を高める教育作りが行われています。

 

【住建ハウジング】
業界No1の動画数と写真で「東京の一戸建て・土地・投資物件」をご紹介

(外部サイトに遷移します)
>>>