7月分「家計調査報告」発表…消費支出は「5.0%減」なのに「電気代4.8%上昇」!電気料金値上げに加え「酷暑」も影響!? 今すぐできる5つの「エアコン代節約法」とは

7月分「家計調査報告」発表…消費支出は「5.0%減」なのに「電気代4.8%上昇」!電気料金値上げに加え「酷暑」も影響!? 今すぐできる5つの「エアコン代節約法」とは
(※画像はイメージです/PIXTA)

総務省統計局は9月5日、2023年7月分の「家計調査報告(二人以上の世帯)」を発表しました。消費支出は前年同月と比較して全体として実質マイナス5%と冷え込んでいますが、実質増加している費目もあります。なかでも「電気代」の増加率が高く、電気料金の値上げに加え今年の酷暑でエアコン代がかさんでいることが想定されます。そこで、本記事では、今すぐできるエアコン代節約法について整理してお伝えします。

消費支出は全体で-5.0%なのに、電気代は+4.8%

調査報告によれば、2人以上の世帯における2023年7月分の消費支出は28万1,736円で、2022年7月と比べ実質-5.0%となっています。勤労者世帯の実収入は実質-6.6%となっており、これが、消費支出の減少に影響を与えているものと考えられます。

 

消費支出は多くの費目で「実質減少」となっていますが、そのなかで特に目を引くのが、「光熱・水道」です。2022年7月よりも3.2%増加しており、かつ、8ヵ月連続の増加です([図表1]参照)。

 

総務省統計局「家計調査(2人以上の世帯)2023年(令和5年)7月分」より
[図表1]2023年7月の消費支出の内訳 総務省統計局「家計調査(2人以上の世帯)2023年(令和5年)7月分」より

 

「光熱・水道」を大きく押し上げているのは主に電気代で、4.8%増加しています([図表2]参照)。

 

総務省統計局「家計調査(2人以上の世帯)2023年(令和5年)7月分」より
[図表2]2023年7月の消費支出「光熱・水道」の内訳 総務省統計局「家計調査(2人以上の世帯)2023年(令和5年)7月分」より

 

電気代の増加は顕著であり、これには、昨今の電気料金の値上がりが影響しているものと考えられます。例年になく厳しい暑さが続いた8月、そして暑さがなかなか収まっていない9月も、エアコン等の冷房の使用により、電気代が前年度より増加する可能性が考えられます。

今からすぐにでもできる「暑い季節」のエアコン代節約方法

実収入が減少しているなか、消費支出は可能な限り抑えたいものです。また、9月に入っても暑い日が続くなか、熱中症になるのを防ぐために、エアコン等の使用は欠かせません。

 

そこで、電気代、とりわけエアコン代をできる限り節約する方法について、今からすぐにでもできる方法を5つ、整理してお伝えします。以下の順に解説します。

 

1. エアコンの風向きを「水平」にする

2. エアコンのフィルターを定期的に掃除する

3. エアコンと扇風機等を併用する

4. エアコンの冷房設定温度を「1℃」上げる

5. 日中の「35分程度の外出」ならエアコンを「つけっぱなし」にする

 

方法1. エアコンの風向きを「水平」にする

エアコンの風向きを「水平」にすることです。冷たい空気は下へ、温かい空気は上へと向かう性質があります。したがって、風向きを「水平」にしておけば、室内の上から下まで効率よく温度を下げることができます。

 

エアコンの風向きを「下向き」にすると、体に直接冷風が当たるので涼しいと思いがちですが、実は、冷房の効率はよくないのです。

 

方法2.エアコンのフィルターを定期的に掃除する

エアコンのフィルターは定期的に掃除することが大切です。なぜなら、フィルターに埃等が付着していると、取り込む空気の量が少なくなり、冷房効率が悪くなってしまうからです。最低でも月1回、できれば2週間に1回がおすすめです。

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