専業主婦はお気楽でいいよ、家事さえしていればいいんだから……いまだに聞こえる、そんな専業主婦への批判的意見。一方で、共働きでも妻と同じくらい夫も家事をしている、というケースは稀。事情はそれぞれ違いますが、「妻のほうが夫よりも家事をしている」というのが一般的なようです。みていきましょう。
「1日中家にいて何してるの?」「はぁ⁉」月収35万円・40代の夫が放ったひと言に妻、大反論!〈夫は知らない妻の稼ぎ〉 (写真はイメージです/PIXTA)

もし家事等に給与を払ったら、夫と妻の年収はいくらになる?

男性は仕事、女性は家庭というのは、あまりに古すぎる考え方。共働きでも片働きでも、夫が家事・育児に参加するのは当たり前の時代です。ただその分担には大きな男女差があるのは、誰もが実感するところ。

 

内閣府『男女共同参画白書 令和5年版』で「1日の時間の使い方(週全体の平均)」をみると、夫は家事関連に51分を費やしているのに対し、妻は204分と夫の4倍。6歳未満の子どもをもつ共働き世帯に限った家事労働の週平均時間でも、夫114分に対して妻は391分と3倍以上となっています。男女で就業率や就業時間に差はあるとはいえ、それ以上に妻の家事負担が大きくなっていることは明らかです。

 

厚生労働省の調査によると、男性正社員(平均年齢43.5歳)の平均給与は月収で35.3万円、賞与も含めた年収は579.8万円。一方、女性正社員(平均年齢40.8歳)の平均給与は月収で27.6万円、年収で431.4万円です。

 

もし家事等に給与を払うなら、専業主婦世帯では、夫は年収640万円ほど、妻は年収300万円ほどとなり、夫と妻で2倍以上の年収差となります。ただその差以上に妻に家事負担が集中していることがわかるでしょう。

 

さらに共働き世帯なら、夫は年収640万円ほど、妻は年収670万円ほどとなり、夫と妻で年収は逆転。夫の家事負担が軽いことに対して、なんら言い訳ができなくなります。

 

とはいえ、苦手な家事を頑張って、逆に「かえって時間がかかるから、余計な事しないで!」と怒られるパターンも。夫婦できちんと話をして、家庭ごとに適切な分担を考えていくことが重要です。