期休暇中の子どもの昼ごはんは毎日悩みの種。夜ご飯と合わせて、もうネタ切れ……と嘆く方も多いのではないでしょか。そこで今回は、看護師であり栄養カウンセラーであるちはやさんに、夏休みのおすすめ昼ごはんメニューやしっかり摂りたい栄養素など、働くママが長期休みを乗り切るためのヒントについてお話をうかがいました。
もうダメ、限界…親を悩ます「夏休み中のお昼ごはん」簡単に栄養のバランスを整える方法【看護師・栄養カウンセラー解説】 ※画像はイメージです/PIXTA

 

お昼ご飯の献立を決めるコツ

体の材料となるタンパク質は、牛肉、豚肉、鶏肉、魚、卵、大豆をまんべんなく摂るのが理想です。たとえば朝に卵を食べて夜は牛肉の予定だったら、昼はそれ以外のタンパク質にするというように消去法で考えるとよいでしょう。メインのおかずが決まると献立が作りやすくなると思います。

 

作り置きのおすすめと注意点

おすすめの作り置きのおかずは?

作り置きのおかずがあると便利ですよね。我が家で常備している作り置きのおかずをご紹介します。

 

・ゆでたまご

・温泉卵

・蒸し鶏(鶏ハム)

・豚しゃぶ

・ゆで野菜(ブロッコリー、ほうれん草、オクラ、もやし、キャベツ、大根、人参、ジャガイモ)

・生野菜(キャベツ、トマト、パプリカ、アボカド、きゅうり、レタスなど、事前に洗ったり切ったりしておいたもの)

・具だくさんのスープ(みそ汁、豚汁、ポトフなど)

 

具だくさんのスープを用意しておくと、たとえばおにぎりと豚汁だけでも栄養バランスの取れたお昼ごはんになります。卵や肉類、野菜類は、カレーやパスタソースに足したり、麺類のトッピングにも使えます。レトルト食品にもちょい足しできて便利です。

買い置きしておくと便利なものは?

また、以下のものを買い置きしておくと便利です。

 

・ツナ缶

・サバ缶

・豆腐

・ちくわ

・しらす

・のり

・冷凍野菜

・石井のミートボール

 

冷凍野菜はカットしてあるのでそのまま使えて便利です。お子さんが好きな石井のミートボールは無添加で、普通のスーパーで手に入ります。

夏休みの昼ごはんおすすめメニュー

前の日の夕飯の残りをそのまま使ってもよいですが、ひと手間かけてリニューアルしてあげるとお子さんも喜びます。たとえば、豚の生姜焼きなら野菜を加えて丼にしたり、野菜炒めなら焼きうどんにアレンジしたりできます。

 

炊飯器に材料を全部入れてできるシーフードピラフなどのメニューもおすすめです。朝に仕込んでおけばお昼には出来上がっており、火も使わないので安心です。

 

缶詰を使った時短メニュー

サバ缶やツナ缶、焼き鳥缶を使って

 

・親子丼(卵とじ)

・炊き込みご飯

・野菜と炒める(味噌煮缶など味付きなら味付け不要)

・マヨネーズで和えてサンドイッチに

・そのまま食べてもおいしい

 

家族みんなで健康な食事を

お子さんが小さいうちはバタバタして、親御さんはついついご自分の食事がおろそかになってしまいがちです。

 

しかし、わたしたちの体はすべて、わたしたちが食べたものでつくられます。お子さんはもちろんのこと、ぜひお母さんお父さんもしっかり栄養を摂って、ご家族皆さんで元気に過ごしていただきたいと思います。