(※画像はイメージです/PIXTA)

毎年、誕生月に届く「ねんきん定期便」。将来、年金をいくらくらい手にできるのかを知ることのできるもので、老後のライフプランを考えるのに役に立つものです。ただあまりに頼りすぎると、思わぬ事態に陥るケースも。みていきましょう。

毎年届く「ねんきん定期便」…きちんと確認してる?

――今年も届いたんだ

 

誕生月あたりの恒例行事と化している「ねんきん定期便」。毎年恒例のことなので、届いたと同時に捨ててしまったり、家の中で行方不明になったりと、きちんと中身を見たこともない人も多いのではないでしょうか。

 

そもそもねんきん定期便は、自身の年金記録を記載したもので、毎年誕生月に手元に届きます。

 

年齢によって記載内容は異なり、50歳未満未満であれば「①これまでの保険料納付額」「②これまでの年金加入期間」「③これまでの加入実績に応じた年金額」「④最近の月別状況(13ヵ月)」が記載されています。ここで注意したいのが、ここに記載されている年金額は、これまでの加入実績に応じた年金額であること。今後の加入状況に応じた年金額は記されていません。そのため「なんでこんなに年金が少ないんだ!」と、思わず絶句してしまう人が後を絶たないとか。

 

50歳以上であれば、「①これまでの保険料納付額」「②これまでの年金加入期間」「③老齢年金の種類と見込み額(年額)」「④最近の月別状況(13ヵ月)」が記載されています。こ「④最近の月別状況(13ヵ月)」が記載されています。

 

つまり50歳を超えて、初めて、将来の年金の見込み額が分かるわけです。さらに35歳、45歳、59歳には、通常はハガキで来るものが封書で届きます。基本的に記されているものは、50歳未満/50歳以上の「ねんきん定期便」と同様ですが、年金加入期間中のすべての履歴が記されています。もしここで漏れや誤りがあれば、対応してくれるというわけです。

 

ーーそんな間違い、あるわけないだろう

 

そう思うかもしれませんが、そもそも「ねんきん定期便」は“消えた年金問題”によって誕生したもの。間違えてはならないものが間違えていたわけですから、「ねんきん定期便の記載内容が100%正しい」とも言い切ることはできません。

 

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