遠方で一人暮らしの「79歳・母」…老人ホームを勧めたら「親を捨てる気?」と怒り爆発!【家族からの相談】

遠方で一人暮らしの「79歳・母」…老人ホームを勧めたら「親を捨てる気?」と怒り爆発!【家族からの相談】
※画像はイメージです/PIXTA

一人暮らしが難しくなった高齢者。子どもとの同居も拒んでいる。老人ホームに入居してほしいと子どもたちは考えますが本人が断固拒否。いったいどうすれば……。そんな悩みに老人ホーム選びのコンシェルジュが回答します。※プライバシーに配慮し、実際の事例と変えている部分があります。

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理由別、説得のアイデア

理由によって説得の仕方は変わります。

 

自宅に住み続けたい場合

自宅は残し、定期的に自宅に外泊できることを説明する。

 

他人と暮らすのが嫌な場合

マンションのようにプライベートが確保されているホームがあること、食事や入浴も自室で済ませられることを伝える。

 

自由がなくなる不安を持っている場合

外出や外泊は自由、ランチやショッピングも自由にできると伝える。また、友達と離れたくない場合には自宅から近いホームであれば、今まで通り友達と会える。面会に利用できるロビーや特別室が用意されている場合もあると伝える。

 

いまだに老人ホームに姥捨て山のような閉塞感と疎外感を持っている高齢者は多いようです。今どきの老人ホームは明るく、解放的で自由であることを話してあげましょう。お母さまが不安に思っていることに的確に答えられるように、質問者様自身が、事前に老人ホーム選びのプロに相談をしておくのも得策です。

 

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見学会で気持ちの変わる人は多い

少しでもお母様の気持ちが動いたら、なるべく早く見学会に参加してもらいましょう。時間が空いてしまうと、気持ちがもとに戻ってしまう可能性があります。見学をすると、イメージと180度異なるホームの明るい世界に、入居へと気持ちが傾く人はたくさんいらっしゃいます。

 

また、見学は1ヵ所ではなく、タイプをかえて3ヵ所以上行うのがおすすめです。建物が高層タイプ、低層タイプというだけでも印象が変わりますし、部屋の窓から見える景色が変わるとそれだけで「住みたい」という気持ちになることもあります。試食会に参加できれば、提供される食材や味付けが好みに合うかどうかのチェックもできます。

 

入居後のフォローも大切

入居が決まった際にも、最初は入居を嫌がっていた高齢者の場合、細かいケアが必要です。入居したての頃は知り合いがなく、スタッフとも慣れておらず寂しい思いをしがちです。ホームに「入居を嫌がっていた理由」「どのように説得したか」を伝えておきましょう。

 

ホームのスタッフは入居に前向きでなかった人とのかかわり方も慣れています。事前に情報を伝えておくとフォローが期待できます。

 

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本連載は、株式会社パセリが運営する「MY介護の広場 老人ホームを探す『高級老人ホーム特集』」内の記事を転載・再編集したものです。

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