【年金額を増やす!】定年後も働くと、厚生年金はどれぐらい増える?…「増える厚生年金の目安」早見表つき

【年金額を増やす!】定年後も働くと、厚生年金はどれぐらい増える?…「増える厚生年金の目安」早見表つき
(画像はイメージです/PIXTA)

会社員であれば、年金を増額するには繰り下げ受給以外にも、「65歳以降も働く」という方法があります。具体的に見ていきましょう。※本連載は、マネーコンサルタント・頼藤太希氏監修の書籍『定年後ずっとつかえるお金のルール』(宝島社)より一部を抜粋・再編集したものです。

厚生年金は70歳まで加入して増やせる

年金を増やす方法は繰り下げ受給だけではありません。繰り下げせずに、65歳から老齢年金をもらう予定の人でも、会社員であれば、年金を増やすことができます。

 

国民年金の場合は、60歳以降は加入期間が480カ月に満たない人などしか任意加入できませんが、会社員の場合は、70歳まで厚生年金に加入でき、保険料を納めた分は、年金額に反映されます。

 

しかも、65歳以降の年金については、「在職定時改定制度」が導入され、毎年10月に年金が増額していきます。増額分がすぐに反映されるので、年金が増えることが実感でき、働くモチベーションにもなるでしょう。

 

たとえば、65歳まで給与月額20万円で働いていた人が、65歳以降も同じ給与で働いた場合、老齢厚生年金が1年ごとに約1.3万円増えます。また、これまでの厚生年金加入月数が480カ月に満たない人は、さらに経過的加算(67歳以下は月1657円、68歳以上は月1652円)がなされます。

 

◆年金が毎年増える在職定時改定制度とは?

65歳以降も厚生年金に加入して働く人は、前年9月~当年8月までの保険料が当年10月に再計算されて老齢厚生年金の受給額に反映されます。増額は退職時または70歳まで毎年続きます。

 

[図表1]年金が毎年増える在職定時改定制度とは?

 

[図表2]どんな人が対象?

 

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