「can」 ~できることを伝えたりお願いしたりする
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【ネイティブの感覚】
助動詞は意味というより感情でイメージするとよいでしょう。canは「~できる」という気持ちやお願い・提案の気持ちを表します。Can you ~ ? はお願いするときによく使うフレーズです。for をつけて「誰のためにか」を説明したほうがいいです。Can I ~ ? は自分がやってもいいかどうかを尋ねたいときに使います。
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①I can play the guitar. Can you play, too?
⇒私はギターを弾けます。あなたも弾けますか?
②Can I go now? Or can you go for me?
⇒もう行ってもいいですか? それともあなたが私の代わりに行ってくれますか?
③Can you get the book for me? Or can I get it?
⇒私に本を持ってきてくれますか? それとも持ってきましょうか?
④Can you speak English? Great! Can you translate this for me?
⇒英語を話せる? すごい! これを私の代わりに翻訳してくれますか?
⑤They can do many things. What can you do?
⇒彼らは多くのことをできます。あなたは何ができますか?
⑥Can I stay home tonight? I can cook well.
⇒今夜私は家にいてもいいですか? 私は料理が得意です。
「may」 ~許可を求めたり可能性を伝えたりする
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【ネイティブの感覚】
まずCan I ~ ? と同じような言い方ができ、May I ~ ? と質問で使うときには、「~してもいいですか?」と許可を求めるニュアンスを伝えます。それ以外の文では「~かもしれない」という可能性を表すことが多いです。「~してもいい」という許されている動作などを伝えることもできます。
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①May I go home now? I have to leave.
⇒もう家に帰ってもいいですか? 出発しなければならない。
②May I have one too? I’m hungry.
⇒1つもらってもいいですか? お腹が空いています。
③I may be able to travel this year. But I’m not sure.
⇒今年旅行できるかもしれない。でも確かではない。
④I may have passed the test. But I’m not sure.
⇒試験に受かったかもしれない。でも確かではない。
⑤You may sleep here. Nobody’s here.
⇒ここで寝てもいいですよ。誰もいないから。
⑥You may go home. You finished your task.
⇒家に帰ってもいいですよ。課題を終えたから。
アーサー・ゼテス
株式会社IU-Connect 代表、英会話講師
ドイツ生まれ、ボストン育ち。シアトルのワシントン大学卒。日本語と言語学専攻。
日本の英語学習業界を変えたいという想いから株式会社IU-Connectを設立。自身の日本語を勉強しても話せなかったという辛い経験に基づいて「世界とつながるメソッド」を開発。人とのつながりを重視した、リアルな世界で実際に話せることに特化した英語学習メソッドで数百人のコミュニティーを育てている。
YouTube登録者数28.7万人(*Youtube登録者数2023年3月時点)。