(※画像はイメージです/PIXTA)

要望を伝える「want to」は、中学英語で習うこともあり、日本人にとってもよく使う表現ではないでしょうか。しかし、実は「want to」だとストレートすぎる、幼い印象を受けるという意見も見られ、適さない場面があるようです。では、ネイティブはどんな表現で要望を伝えるのでしょうか? アーサー・ゼテス氏の著書『ネイティブのように直感的に話せる やさしい英語短文の練習帳』(KADOKAWA)より一部を抜粋し、紹介します。

 

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would love(to) ――強い要望を伝える

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【ネイティブの感覚】

何となくI want toを使い過ぎていると思いませんか? 自分の強い気持ちを伝えるためにはI really want toとも言えますが、〈I would love to do / I would love+名詞〉がおすすめです。I would love(to)のほうが気持ちが強く伝わるし、バリエーションが増えて自分の英語を彩ります。

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①I want a hundred dollars, but I would love one million dollars.

⇒100ドルは欲しいが、ぜひ100万ドルが欲しい。

 

②I want to have a vacation, but I would love to travel abroad.

⇒休暇は欲しいが、ぜひ海外旅行に行きたい。

 

③I want to speak English, but I would love to be fluent in English.

⇒英語を話したいが、ぜひ英語が流暢になりたい。

 

④I want to fly to Europe, but I would love to fly first class.

⇒ヨーロッパに飛行機で行きたいが、ぜひファーストクラスで行きたい。

 

⑤I want to celebrate my birthday, but I would love to celebrate it with my friends and family.

⇒誕生日を祝いたいが、ぜひ友達と家族で祝いたい。

 

⑥I want to talk with foreigners, but I would love to talk with foreign friends.

⇒外国人と話したいが、ぜひ外国人の友人と話したい。

would like to, but ――誘いを丁寧に断る

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【ネイティブの感覚】

行きたくないイベントに誘われたことはありませんか? 丁寧に断りたいとき、英語では何と表せばよいのでしょうか? 相手を傷つけないように多くのネイティブは〈I would like to~, but+行けない理由〉のような言い方を使います。I would like toは雰囲気を優しくするための一言です。

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①I would like to go, but I can’t.

⇒行きたいのですが、行けません。

 

②I would like to go to the party, but I have plans.

⇒パーティーに行きたいのですが、予定があります。

 

③I would like to go to the event, but I’m busy.

⇒イベントに行きたいのですが、忙しいです。

 

④Thanks for inviting me. I’d like to go, but I have to go somewhere.

⇒誘ってくれてありがとうございます。行きたいのですが、行かなければいけない所があります。

 

⑤Thanks for inviting me. I’d like to go to the party, but I need to go home early.

⇒誘ってくれてありがとうございます。パーティーに行きたいのですが、早く家に帰らなくてはいけないです。

 

⑥Thanks for inviting me. I’d like to go to the event, but I have a prior engagement.

⇒誘ってくれてありがとうございます。イベントに行きたいのですが、先約があります。

 

 

アーサー・ゼテス

株式会社IU-Connect 代表、英会話講師

 

ドイツ生まれ、ボストン育ち。シアトルのワシントン大学卒。日本語と言語学専攻。

日本の英語学習業界を変えたいという想いから株式会社IU-Connectを設立。自身の日本語を勉強しても話せなかったという辛い経験に基づいて「世界とつながるメソッド」を開発。人とのつながりを重視した、リアルな世界で実際に話せることに特化した英語学習メソッドで数百人のコミュニティーを育てている。

YouTube登録者数28.7万人(*Youtube登録者数2023年3月時点)。

 

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    ※本連載は、アーサー・ゼテス氏の著書『ネイティブのように直感的に話せる やさしい英語短文の練習帳』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。

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