(※画像はイメージです/PIXTA)

2023年3月23日から「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」の募集が始まりました。2022年度補正予算に基づき、EV等のクリーンエネルギー自動車を購入した場合に受けられる補助金です。本記事では、CEV補助金を受給するため知っておきたい内容・手続のポイントを解説します。

クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)とは

クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)は、いわゆるクリーンエネルギーで動くEV等の自家用の自動車を購入した場合に受け取れる補助金です。

 

対象となる自動車の種類は以下の通りです。

 

【CEV補助金の対象となる自動車の種類】

・電気自動車(EV)

・軽電気自動車(軽EV)

・プラグインハイブリッド車(PHV)

・燃料電池自動車(FCV)

・超小型モビリティ、ミニカー、電動二輪

・クリーンディーゼル車(CDV)(※2023年4月1日以降の初度登録は補助対象外)

 

なお、災害時に可能な限り自動車を「非常用電源」として提供することが要求されています。

補助の対象となる費用と補助金額

CEV補助金の対象となる費用は「電気自動車や燃料電池自動車の購入費用」の一部です。

 

◆補助の上限額(原則)

補助の上限額は、原則として以下の通りです。メーカー希望小売価格840万円以上の高額車両については補助額が0.8倍に削減されていますが、これは、自動車メーカーに対し価格低減を促すねらいに基づくものです。

 

【補助上限額(原則)】

・電気自動車(EV):65万円(高額車両は52万円)

・軽電気自動車(軽EV):45万円(高額車両は36万円)

・プラグインハイブリッド車(PHEV):45万円(高額車両は36万円)

・燃料電池自動車(FCV):230万円(高額車両は184万円)

 

◆補助上限額の上乗せ

また、以下の要件をみたせば、補助上限額が上乗せされます。

 

【補助上限額上乗せの要件】

・所定の外部給電機能があること

・(2023年4月1項に初度登録を行うEV・PHEVの乗用自動車のみ)省エネ法の「トップランナー制度」の「2030年度燃費基準」の対象となる車両(型式指定自動車)であること

 

このうち、「所定の外部給電機能があること」は、以下のAまたはBのいずれかをみたしている必要があります。

 

【外部給電機能の要件(いずれか)】

・A.車載コンセント(1500W/AC100V)からの給電機能がある

・B.外部給電器やV2H 充放電設備を経由して電力を取り出せる

 

上乗せを受けた場合の補助上限額は以下の通りです(高額車両については補助額が0.8倍に削減されます)。

 

【上乗せを受けた場合の補助上限額】

・電気自動車(EV):85万円(高額車両は68万円)

・軽電気自動車(軽EV):55万円(高額車両は44万円)

・プラグインハイブリッド車(PHEV):55万円(高額車両は44万円)

・燃料電池自動車(FCV):255万円(高額車両は204万円)

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