(※写真はイメージです/PIXTA)

動画広告は映像・音声・文字といったさまざまな情報を組み合わせて発信することができます。そのためユーザーに対し、短時間で多くの内容を伝えることが可能です。さらに、近年はインターネットでの動画視聴が増加していることから、ユーザーが動画広告を見る機会も増え、動画広告はより効果的な集客が見込める手法となりました。この記事では、動画広告の作り方や、動画広告で成果を出すためのポイントを解説します。

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動画広告のメリット

動画広告の最大の強みは、静止画広告と比べて印象に残りやすく、より多くの情報をユーザーへ伝えられる点です。ユーザーの理解や関心を得やすく、商品・サービスの購買行動につなげやすいといえます。

 

以下は、動画広告の主な配信先の例です。

 

・YouTube

・TikTok

・LINE

・Twitter

・Instagram

 

媒体ごとにユーザーの特徴が異なるため、動画広告を配信するときは、ターゲット層に適した媒体を選択することが大事です。媒体の特徴や特性を活かして配信することで、より高いマーケティング効果を得られるでしょう。各媒体の特徴については、本記事の後半で解説します。

 

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動画広告の作り方

ここからは、動画広告の作り方を、制作前の準備から動画完成までの流れに沿って解説します。

 

(1)制作前の準備

まず、動画広告を制作する前に、以下の3つを決定します。

 

・動画広告の目的・ターゲット

・動画広告の配信先

・最も伝えたい情報を1つ

 

動画広告の効果を得るためには、目的・ターゲットの明確な設定と、それに合った配信先や、動画広告に載せる情報の絞り込みが重要です。この3つを的確に選択すると、ターゲットの関心を引きやすく、購買行動に移してもらえるような動画広告の制作につながります。

 

(2)動画広告の詳細を決定する

制作前の準備ができたら、動画の制作に移ります。事前に決めた3つの事柄に合わせて、内容の詳細を具体的に決定します。

 

●配信先の媒体に適した動画のサイズ

⇒媒体ごとに使用できる動画のサイズが異なります。複数の媒体を利用する際は、媒体ごとに適した複数のサイズパターンで制作するのがおすすめです。

 

●動画全体の長さ

⇒動画の秒数によって、ユーザーがスキップできる広告とスキップできない広告があります。また、広告が短すぎると載せたい情報のすべては載せられない可能性がある一方で、長すぎるとすぐにスキップされてしまう可能性もあります。動画広告の内容やターゲットから、その動画広告の適切な長さを考えましょう。

 

●載せる情報の選定と構成

⇒動画広告に載せたい情報を決め、情報を出すタイミングや演出方法、フォントなどの詳細までを決定します。

 

(3)動画素材の収集・作成

動画広告の詳細が決定できたら、動画に必要な素材を収集・作成します。

 

<素材の例>

・商品の写真

・サービス利用時のイメージ動画

・イラスト

・BGM など

 

以上が素材の例です。自社で撮影したものだけでなく、商用利用が可能な素材も活用できます。配布されている素材を利用するときは必ず利用規約を確認しましょう。 

 

(4)動画編集

素材が準備できたら、決定した動画広告の詳細に沿って動画を編集します。用意した素材をつなぎ合わせ、テキストや演出を加えます。 

 

自身で動画を編集する場合、Adobe Premiere Proが代表的な編集ソフトですが、操作には専門知識が必要です。より手軽に動画が制作できるツールを利用したり、動画制作を請け負う業者に依頼したりする方法があります。

 

(5)動画広告の完成

1つの動画にできたら再生して全体を確認します。必要に応じて修正を加えて完成です。

 

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成果を出すための2つのポイント

動画広告の成果を出すためのポイントを大きく2つに分けて解説します。

 

1つめは、前述したように配信先の媒体における特性の活用です。 

 

ここでは各媒体の特徴を解説します。なお、利用者の規模は、国内の月間アクティブユーザー数を記載しています。

 

●YouTube

YouTubeは、幅広い年齢層に利用されています。利用者は、2022年10月時点で7,000万人です。YouTubeの広告には3つの形態があります。 

 

●TikTok

TikTokは、10代を中心に若年層が多く利用しています。公式発表はありませんが、2021年8月時点の利用者は1,700万人にのぼるとされています。YouTubeと同様に3つの形態があります。 

 

●LINE

LINEはスマートフォン利用者の多くが利用しています。年齢層をほとんど問わず利用されており、2022年9月末時点の利用者は9,300万人です。

 

●Twitter

Twitterは10代・20代のユーザーに多く利用されています。利用者は、2017年10月時点で4,500万人です。広告の形態は、独自の形態を含む6つの形態を採用しています。

 

●Instagram

Instagramは20代を中心に若年層の女性に多く利用されています。2019年6月時点の利用者は3,300万人です。InstagramもTwitterと同様に独自の形態を含む6つの形態を採用しています。

 

広告費用は媒体ごとに異なります。また、複数の形態を採用している媒体が多く、形態に応じて広告費用が異なっているため、予算に合った媒体と広告の形態を選択しましょう。

 

成果を出すためのポイント2つめは、動画そのものへの工夫です。

 

多くの広告は、数秒経過するとユーザーがスキップできるように配信されています。そのため、動画の冒頭でどれだけユーザーに興味を持ってもらえるかが重要です。テキストやアクションを上手に取り入れ、続きを視聴したくなるような動画広告を作ることをおすすめします。

 

また、ユーザーが視聴する場面を想定した工夫も大切です。利用する媒体ごとにユーザーの利用シーンが異なります。たとえばTwitterやInstagramなどのSNSを電車やバスで利用する場合、消音の状態で利用するケースがほとんどです。このようなケースを想定し、音声がなくても意図が伝わるように、テロップや写真などの見せ方を工夫すると成果を得やすいといえます。

 

動画広告を視聴するユーザーの目線で内容や構成を工夫し、ターゲットに適した媒体を選択することで、マーケティング効果の得られる動画広告を制作しましょう。

 

 

株式会社シーエムスタッフ

1991年1月設立。「Webマーケティングに強い総合広告代理店」として、WEBだけで完結しないさまざまなメディアを組み合わせたプロモーションを得意とする。

地域を絞り込んだチラシ、ターゲットにあった雑誌媒体の提案。知名度アップ、イメージアップのためのテレビCM、新聞広告。ユーザーに直接触れ合うイベント、サンプリング企画など、様々なプロモーションの組み合わせが可能。

 

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※本連載は、株式会社シーエムスタッフのマーケティングコラム(https://cmstaff.co.jp/column/)を転載したものです。

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