(※写真はイメージです/PIXTA)

「Web広告」と一口にいってもさまざまな種類があります。宣伝するものの特性次第で適している広告方法が変わるため、自社商材に合ったプロモーション施策を選ぶことが重要です。本稿では、代表的なWeb広告の種類を挙げ、それぞれの特徴や費用などを解説します。

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Web広告とは?

Web広告とは、インターネット上のメディアやSNSなどに掲載される広告のことを指します。チラシやポスターなどの物理的な広告(オフライン広告)とは、特性やターゲット層などのさまざまな点で違いがあります。Web広告を正しく活用することで、商品やサービスに興味を持つ可能性が高い人へピンポイントで広告をみせられるため、実際にチラシやポスターを作って不特定多数に配る場合と比べ、高い費用対効果を期待できます。

 

また、どれだけの人の目に留まって、広告をみた人のどの程度が実際に商品やサービスの購入に至ったかを、表示回数やコンバージョン数などのデータを用いて可視化できることもメリットのひとつです。

 

一方で、Web広告にはさまざまな種類が存在し、正しい知識が無い状態で導入することは困難でしょう。知識が不十分な状態でWeb広告を導入してしまうと、思うような成果につながらず、費用や時間が無駄になることもあります。Web広告でよい結果を得るには、自社の事業がWeb広告に適しているかを見極め、Web広告自体についての知識を得ることが重要です。

 

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主な7種類のWeb

広告では、主に使用されている7種類のWeb広告を紹介し、それぞれの特徴について解説します。

 

1.ブログの活用

ブログを活用したWeb広告とは、既存のブログで自社のサービスに関する情報発信をする方法です。また、流入が見込めそうなキーワードの検索結果上位掲載を狙う記事コンテンツを制作する方法もあります。ブログの記事コンテンツが検索結果の上位に位置できると、定期的なアクセスを見込めるため、継続的な集客を行うことが期待できます。

 

当然、PV(アクセス)数の多いブログほど、費用は高くなります。単価の相場は、1pvあたり0.1〜0.4円の報酬ですので、1ヵ月に1万pvあるブログへの報酬は、1,000円~4,000円程度です。

 

2.SNS投稿

SNSに商品・サービスに関する投稿をするとともに、商品の画像や販売ページのリンクを載せることで興味を持ってもらえたユーザーからのアクセスが見込めます。SNSへの投稿は前述のブログ広告よりも手軽に行えます。ただし、よほど人気や知名度のあるアカウントの投稿でなければ、ほかの投稿に埋もれてしまい効果が薄くなってしまうため、綿密な戦略を立てて運用を行うことが重要です。

 

3.SNS広告

SNS投稿とは異なり、SNSを運営する企業に費用を払うことで、SNS上に広告を出稿します。クリック単価の相場は1クリックあたり100円から数百円程度で、SNS特有の拡散力を生かせれば広く情報を発信できます。一方、SNSをあまり利用しない、特に高齢者層にはあまりアプローチできず、前述のSNS投稿と同様にほかの広告に埋もれてしまう可能性も考慮しなければいけません。

 

4.プレスリリース配信

プレスリリースとは、報道機関に向けた情報の発表・提供のことで、上手く活用できると、発信力のある報道機関を使って効率的に情報を拡散できます。ただし、こちらからその報道内容を指定することはできません。メディアにより第三者の客観的な視点で発信されるため、広告以上に世間からの信頼を得ることを狙えます。ブランドイメージにつながる商材を選ぶとよいでしょう。

 

また、報道機関とのコネが必要となる場合も多いため、多くの場合、仲介業者を介してプレスリリースの発表を行います。プレスリリースを発表する際の費用は、仲介業者によってさまざまなため、慎重に選ぶ必要があります。

 

5.リスティング広告

GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索をした際に、検索結果と同時に表示される広告のことです。検索したワードに関連した広告が表示されるため、自社のサービスに対して関心を持っているユーザーに対して広告を露出できることが特徴です。そのため、顕在するターゲットへのアプローチに向いています。

 

前提としてリスティング広告の費用相場は、広告を出稿する商品・サービスによってそれぞれ異なります。一般的には月20万〜50万円程度といわれており、リスティング広告に注力している大手企業の場合は月数千万~数億円、個人事業者や小規模な企業の場合だと、月1万円程度、1日数百円で出稿していることもあります。

 

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6.アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は「成果報酬型広告」とも呼ばれ、Web広告をクリックした人が商品の注文や資料請求などのアクションを行うことに対して報酬が支払われる広告のことを指します。登録されている広告からアフィリエイターが好きなものを選ぶという仕組みで成り立っており、美容系や健康食品系、金融系の商材がアフィリエイターから選ばれ、宣伝されやすいです。

 

初期費用は数万円程掛かるものの、実際に成果が出るまでは追加で報酬を支払わなくともよいため、費用対効果の高さが特徴です。

 

7.リターゲティング(リマーケティング)広告

リターゲティング(リマーケティング)広告は、特定のWebサイトにアクセスしたことのある人に対し、広告を配信できる手法のことです。一般的にどんな商品・サービスであっても一定の効果は見込めますが、商品・サービスをすでに認知しているユーザーへアプローチができるため、リピート購入にはより高い効果が期待できます。

 

リターゲティング広告の費用は、利用する媒体により大きく異なります。たとえば、Google広告を利用する場合、クリック課金(※1)は1クリック50円から100円前後、インプレッション課金(※2)は1,000インプレッションにつき50円から100円前後です。

 

※1 クリック課金:広告の掲載回数を問わず、ユーザーが広告をクリックしリンク先のサイトを訪れるたびに広告費が発生する仕組み

 

※2 インプレッション課金:広告が1,000回表示されるごとに課金される仕組み

まとめ

現代の日本では過去1年のあいだに一度でもインターネットを使ったことがある人は、2019年時点で人口の89.8%(1億815万人)にも達しています。これだけ多くのユーザーが存在しているインターネットは、商品やサービスを宣伝する場所として非常に適しており、その役割を持つWeb広告の重要性は今後さらに増すことでしょう。

 

ただし、Web広告の導入には効果的な費用だけでなく、多くの知識や手間が必要で、Web広告を配信したあとにも改善の作業が不可欠です。Web広告による宣伝を成功させるためには、Web広告ごとの特徴を考慮し、事業内容や想定する顧客に最も適した媒体や広告を選ぶことが重要です。

 

 

株式会社シーエムスタッフ

 

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※本連載は、株式会社シーエムスタッフのマーケティングコラム(https://cmstaff.co.jp/column/)を転載したものです。

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