金利上昇に関するニュースが後を絶たない昨今。不動産投資ローンを活用して不動産投資を行っている投資家には、どのような影響があるのでしょうか。今回は変動金利に焦点をあてて解説していきます。
金利上昇…そのとき不動産投資家は何をすべきか?取るべき対策、4つ (※写真はイメージです/PIXTA)

不動産投資における変動金利の対策、4つ

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以上のことから、金利上昇による変動金利への影響はすぐに来る可能性は低いことを知っていただけたかと思います。一方で影響が出てきた場合、不動産運用の経費に大きな影響を与え、状況によっては家賃収入でまかなえず、持ち出しをしなければならない事態にもなりえます。不動産投資ローンの金利が上昇した場合、損失を減らすための対処法は以下の4点です。

 

1.変動金利から固定金利に切り替える

変動金利を選択している場合は、金利上昇が予想される時点で固定金利に切り替えると金利上昇リスクを回避できます。しかし前述のグラフで見たとおり、固定金利は変動金利と比べ上昇傾向にあります。そのため切り替え時期は慎重に検討する必要があるでしょう。

 

2.不動産投資ローンの借り換えを行う

金利を抑えるために不動産投資ローンの借り換えを検討する方法もあります。不動産投資ローンの借り換えとは、高い金利で組んでいたローンを、より低い金利で組み直すなど有利な条件で借り入れし直すことです。

 

3.自己資金を用いて繰り上げ返済をする

自己資金に余裕がある場合は繰り上げ返済をすることも1つの選択肢です。金利が上昇すると、月の返済額に変動はないものの、金利の支払い額が増えた分だけ元本返済の金額を減らすことで毎月返済額の上昇を防ぐ仕組みになっています。

 

 

4.不動産投資物件を売却する

不動産投資物件を売却し、売却益で不動産投資ローンを早期完済する方法もあります。なぜなら金利上昇しているときは、インフレによる物価上昇に伴い物件価格が上昇している可能性が高いためです。金利の件に限らず、不動産投資を行う際は売却も含めた出口戦略を立てておくと、対策の選択肢も広がります。

 

まとめ:来る変動金利リスクに備えておくことが成功の鍵

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不動産投資家にとって、金利上昇リスクは見過ごせない問題であり、世界的な金利上昇や円安の深刻化などの状況を踏まえると、変動金利も上昇局面となる可能性も十分に考えられます。

 

来る上昇リスクを把握し、対策を今から想定しておくことで、ある程度のリスクを抑えることができます。