駐車場経営にはどんな税金が掛かる? 知っておきたい税金対策
駐車場経営をはじめるには? 経営の進め方や全体の流れを解説
駐車場経営を始めるにあたって、まず何から始めればよいのかを解説していきます。
駐車場経営において、もっとも大切なことは立地条件です。
月極駐車場の場合は、周辺環境や競合となる駐車場の調査が必要になります。該当地周辺の月極駐車場の入庫状況を調べます。周辺の月極駐車場がどこも満車に近いようであれば、需要に供給が追いついていない可能性が高いので、うまくいく可能性が高いです。
また、周辺の月極駐車場の相場を調べます。砂利敷の駐車場で月額賃料はいくらなのか、アスファルト舗装でいくらなのかを調べます。
需要がありそうなエリアということがわかった場合には、造成費用の見積もりを数社からとり、月極駐車場が8割くらいの稼働だった場合に、何年くらいで投資額を回収できるかを計算し、充分に採算がとれそうであれば駐車場経営をスタートさせて良いと思います。
あとは、管理を不動産会社に任せるのかどうかを決めます。管理を不動産会社に任せるのであれば、やはり管理会社を2、3社ピックアップして管理内容、管理手数料の金額、会社の経営方針、社風、担当者の人柄などを加味したうえで管理会社を決めていけばよいと思います。
ここで注意をしてほしいのは、管理費が安いという理由だけで決めない方が良いということです。
先ほども申し上げましたが、駐車場経営において管理はとても重要な要素なので、総合的に判断されたほうがよいと思います。逆に周辺の月極駐車場に空きが多い場合には、駐車場が供給過多になっている可能性が高いので、慎重に進める必要があります。
その際には、コインパーキングの運営会社に一括で貸すことを検討するのがよいでしょう。コインパーキングの運営会社が立地条件などを検討し、一括借り上げ賃料を提案してくれるはずです。
コインパーキングの運営会社は、駐車場の施工、設備の取り付け工事、オープン後の管理もすべて行ってくれます。月極駐車場と違って駐車場オープン後のお客様の募集や契約業務などもありません。ですから駐車場のオープンからその後の管理業務なども土地所有者の方がやっていただく作業は、月極駐車場を始める際に比べるとかなり軽減されます。
また、賃料も毎月決まった賃料をお支払いしてくれますので、売上も安定するというメリットもあります。
お持ちの土地の特性を見極めて、駐車場経営をスタートすることをおすすめいたします。