40代から投資を始める「3つ」のメリット
一般的に若いころから投資をするほど、資産を増やしやすい傾向があり、高齢になるほど資産を増やしづらくなってしまうのが実情です。その点、40代から投資を始めても投資効果が薄いのであれば、投資をする意味を感じられない方もいるかもしれません。
ただ、40代になると平均賃金が40万円近くになり、資金に余裕が生じてきます。
また、社会制度の変革による定年の引き上げなどによって、リタイアまでの時間に余裕が生じてきており、リスクのある商品にも投資しやすいです。
40代から投資を始める具体的なメリットをそれぞれ確認していきましょう。
1.資金的に余裕がある
40代で投資を行うメリットは資金に余裕があることです。
若いときは仕事を覚える段階のため、よほどの実力がない限り責任のある仕事は先輩社員に任されるのが一般的で、責任のある仕事を任されなければ高収入は望めません。
その点、40代の方であれば課長や部長などの管理職になっている方も多く、役職手当もつくことから収入も高くなるでしょう。
厚生労働省の令和元年賃金構造基本統計調査の概況によると、男性の賃金は30~34歳が約29万円、35~39歳が約33万円、40~44歳が約36万円、45~49歳が約39万円となっており、40代になると収入が増えています。
資産に余裕があれば投資に回せる金額も増やしやすくなり、投資が初めてでもハードルは低くなるはずです。
2.リスクのある商品に投資できる
投資では必ず資産を増やせるわけではなく、たとえば株価が暴落してしまうと赤字になってしまいます。ただ、赤字になってしまっても、長期的に投資を続けていけば、リカバーすることは可能です。
しかし、50代・60代では投資に失敗してしまうと、リカバーするための時間を確保しづらいため、リスクが高くなります。
その点、40代であれば50代・60代に比べてリカバーする時間が多く、ポートフォリオを組み直す猶予もあるので、リスクのある投資を行ってハイリターンの実現を目指しやすいです。
3.リタイアまで時間的余裕がある
40代では定年退職するまでに時間的な余裕もあるので、投資によって複利効果を享受できる可能性が高いです。
複利効果は、投資運用によって獲得した収益を再投資することで、利息を膨らませていく効果として知られています。元本にだけ利子がつく単利とは異なり、元本と前についた利子を合計した金額に対して利子がつくということです。
令和3年に施行された改正高年齢者雇用安定法では、定年の年齢を70歳までに引き上げています。仮に40歳から30年間毎月1万円を利回り3%で積み立てた場合、金融庁のサイトでシミュレーションすると最終積み立て金額は約580万円です。
40代から長期的な投資を行って複利効果を狙えば、効率的に資産を増やせます。
杉原 杏璃 氏登壇!
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
(入場無料)今すぐ申し込む>>