エチオピア国立銀行(NBE)(エチオピアのニュース・メディア『Capital』より)

エチオピアのニュース・メディア『Capital』より、エチオピアやアフリカを中心とした金融・経済・政治に関するローカルな現地ニュースを翻訳・編集してお届けする。

エチオピア、闇市場にメス。市民に協力要請も

“エチオピアの経済市場を圧迫している不正な金融活動”を取り締まるため、関連する治安機関やエチオピア国立銀行(NBE)からなるタスクフォースが設立された。

 

近年、NBEは、違法送金、偽造通貨、並行輸入通貨市場、並行金市場、その他の関連犯罪に関与する人々に対して、この問題に取り組む役割を「市民」に呼びかけ奨励することにより、厳格かつ積極的な措置を講じた。

 

その一環として、違法な市場行為について中央銀行や当局と協力する者(市民)に報酬を付与する新たな指令の実施を発表した。

「違法資産の一部」を報酬として情報提供者へ

10月上旬、NBE総裁のイナジェ・デッシー氏は、「新たな指令に従って、NBEは不正行為者の情報を提供した者に報酬を支払うことをより明確にした」と述べ、報酬は不正行為者の資産が押収された後に、そのうちの一部が支払われると述べた。このため、10月19日、NBEの関係者は、情報提供者が安全に犯罪者の情報を提供できる方法について詳細を明らかにした。

 

NBEのチェンジマネジメント、プランニング、コミュニケーション各部門のディレクターであるアバテ・ミティク氏は、「一般市民は、我々が用意したプラットフォームを通じて情報を提供し、彼らのプライバシーは高度に保護される」と述べた。また、政府の法執行機関は一般市民と容易に接触できるため、いつでも誰でも気軽に情報を提供することができると付け加えた。

 

加えてアバテ氏は、金融規制機関のほか、金融情報機関、政策機関、その他の安全保障機関からなるタスクフォースが、この活動を管理するために結成されたことを明らかにした。

アジア人が筆頭? 違法な金、外国人投資家らが関与…

並行輸入における市場が、合法的な外国為替市場以上に急激に拡大して以降、為替レートの格差を是正し、この問題に対処するために、これまでにもさまざまな厳しい措置が講じられてきた。

 

NBEと国内の金融情報サービスは、違法送金に関与している個人および賭博会社を含む企業数百の銀行口座を凍結した。またNBEは、違法な金の市場についても大きな関心を寄せている。金融の専門家は政府に対して、違法な取引所と金市場の両方について、密輸ビジネスに注視するよう提言している。

 

また、違法に購入された金が国境を越えて国内に忍び込んでいることを強調し、この問題を統制するために警戒するよう政府に助言した。1週間前にインドのムンバイ空港の税関が、アディスアベバからインドに密輸された16キログラムの金を押収した事例を例に挙げ提言した。専門家は、「この密輸事件は、エチオピア国境のルートを通じて違法かつ強力なネットワークが存在することを示す多くの事件の一つである」と説明した。

 

闇市場から回収した外貨も同様だと主張している。このケースは、エチオピア国内財産の不法輸送だけでなく、違法な外貨市場や高額商品などの密輸品の流入も併せて大きな課題となっている。NBE総裁であるイナジェ氏も、近年、密輸入が課題であることを強調し、関連する政府機関がこの問題を封じ込めるために、様々な活動を通じて24時間体制で取り組んでいることを説明した。

 

また、一部の外国人投資家が、闇市場から回収された外貨の最終受領者として関与しているという情報もある。この件に関して調査を行うジャーナリストによると、アジア人を中心とするその他の外国人が闇市場の外貨取引に関与しており、彼らは法定為替レートよりも高い金額を支払って外貨を密輸し、国外に持ち出しているとのこと。また、別の情報筋によると、これらの外国人の一部は違法送金の主導者になっているケースもあるとのことだ。同様に、金の収集や密輸に関与した外国人のに関する情報も得られている。

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    この記事は、GGOが提携するエチオピアのメディア『Capital』が2022年10月23日に掲載した記事「Taskforce gets established to whip black market cartels」を翻訳・編集したものです。

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