不動産投資をはじめるほとんどの人が「不動産投資ローン」の融資を受けます。不動産投資のローンを組むことで、少ない自己資金で数千万円の投資物件の運用ができるためです。しかし2022年に入り、変動金利の上昇リスク・物価の高騰で、不動産投資にも影響が出る可能性が高まってきました。不動産投資ローンの変動金利が上がるとどんな影響が出るのか? 不動産投資ローンの注意点をみていきましょう。
金利上昇で窮地の不動産投資家…いまやるべき「ローン対策」、3つ (※写真はイメージです/PIXTA)

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■手元に自己資金をなるべく残す

マンション投資の場合、不動産投資ローンの返済は入居者の家賃収入を元手にするケースがほとんどです。金利が上昇した場合、家賃収入のみでの返済が難しくなることも考えられます。できるだけ手元に自己資金を残しておくようにしましょう。また前提として、家賃収入を安定的に得るための空室リスクの対策は必須です。

 

■金利が上昇した際には繰り上げ返済も検討する

金利が上昇しキャッシュフローの圧迫が予想される場合、手元の資金を用いて繰り上げ返済を検討することもひとつの対策です。

 

繰り上げ返済時は、「返済期間短縮」と「返済額軽減」のいずれかを選択することができます。「返済期間短縮」とは、返済額を変えず返済期間を短くするもので、総金利負担はこちらのほうが少なくなります。「返済額軽減」は、ローンの返済期間は変えずに、繰り上げ返済後の月々のローン返済額を少なくする方式で毎月の支出を抑えることができます。繰り上げ返済の内容は金融機関によって異なるため、検討する際は必ず融資先の金融機関に確認しましょう。

 

■不動産投資ローンの借り換えを検討する

不動産投資ローンの融資を受けている金融機関や金利の借り換えも、視野に入れると良いでしょう。ただし、借り換えはメリットだけではなく、月々のローン返済額が以前より高くなるリスクも想定されます。

 

不動産投資ローン対策…これからマンション投資を検討する方へ

金利上昇が見込まれる今、これからマンション投資を検討する方は購入タイミングも悩む人も多いでしょう。今回のように先行きの見えない不透明なリスクは今後も続く可能性があります。そのため、不動産投資において最も大事なことは不動産投資を行う目的を明確にすることです。その上で、どのタイミングで不動産投資を行うべきなのか検討をしましょう。

まとめ:不動産投資ローン対策は早々に行うことがマンション投資成功の鍵

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マンション投資をはじめる目的の多くが資金作りです。資金作りをするために始めたにも関わらず、不動産投資ローンの支払いが難しくなってしまえば、本来の目的が達成できずに頓挫してしまう可能性があります。

 

また現在、物価高騰の影響もあり、生活費の支出も増えてきている状況です。資金計画をしっかりと組んだ上で、どのタイミングでマンション投資を始めるべきかよく検討しましょう。また既にマンション投資を運用している方に関しては、想定される事態に備えて今から準備をしておくことをお勧めいたします。