今年の新入社員は何を考えているか分からない……いつの時代も、そんな嘆きが会社の上層部からは聞こえてきました。最近の新入社員が会社、そして上司・先輩に求めているものとは? みていきましょう。
「叱って育てる」は時代錯誤…「3年で3割が辞める」いまどきの新入社員が理想とする上司とは? (※写真はイメージです/PIXTA)

いまどきの新入社員が求める「理想の上司」「理想の先輩」

指導がないことが新卒者の退職率を高める……とはいえ、世代が異なると、どのように対応すればいいのか、分からないというケースも。一般社団法人日本能率協会『2022年度新入社員意識調査』で新入社員に対し、仕事や働くことに対する意識について聞いています。

 

「あなたが理想的だと思うのはどのような上司や先輩ですか」の問いに対して最多は「仕事について丁寧な指導をする上司・先輩」で71.7%。前回調査から10ポイント近く増加しました。一方で、10年前の調査では33.7%だった「場合によっては叱ってくれる上司・先輩」、34.1%だった「仕事の結果に対する情熱を持っている上司・先輩」は、それぞれ17.6%、9.5%と大幅減。

 

【あなたが理想的だと思うのはどのような上司や先輩は?】

仕事について丁寧な指導をする:71.7%

言動が一致している:36.7%

仕事の結果に対するねぎらい・褒め言葉を忘れない:29.4%

部下の意見・要望を傾聴する:28.6%

仕事だけでなく、プライベートも大事にする:26.6%

部下の意見・要望に対して動いてくれる:25.1%

仕事で成果を上げ、周囲からも信頼されている:24.2%

場合によっては叱ってくれる:17.6%

プライベートな相談にも応じてくれる:14.9%

仕事の結果に対する情熱を持っている:9.5%

リスクを恐れずチャレンジをする:8.1%

仕事を任せてくれる:5.5%

 

出所:一般社団法人日本能率協会『2022年度新入社員意識調査』より

 

また「意欲や能力を高めるために上司や先輩に期待する」のは「成長や力量に対する定期的なフィードバック」が最多で61.8%。「ワークライフバランスをとれる柔軟な働き方ができる環境づくり」が51.0%と続きます。

 

「新人は叱って育てる」とか「いまどき叱ってくれる人は貴重」などという感覚はいまや時代錯誤。「手厚く」、そして「丁寧に」。いまどきの新入社員は、個人個人、きめ細やかな対応を求めています。