【その4】落ち合う場所と時間を決めておく
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地域の指定避難所は、親子ともどもしっかり確認しておきましょう。また、避難所はわかっていても、大きな災害では人も殺到しますし、なかなか落ち合えない場合もあります。そこでたとえば校門や鉄棒の前など、集合場所と時間まで決めておくと不安がないでしょう。
また、携帯を持っていても、災害発生時には災害用伝言板などのサービスを除いて、電話もメールもほぼ使えなくなることが予想されます。ただし公衆電話は通信規制の対象外となるため、通じる場合があります。今の子どもの多くは公衆電話を使ったことがないですから、時間のあるときに試してみるとよいでしょう。
【その5】とっさの瞬間、どう逃げたらよいか?
子どものまわりでは、火災、地震、津波など災害別の防災訓練の機会が意外と多いものです。ただし、集団で訓練していると細かいところは見落としがちです。たとえば机の下に潜るなら、頭を入れるだけでなく机の足を両手で持って両膝をしっかりつけるなど、体勢まできちんと練習しておくことです。
あとは、家の中で急に揺れたらどこが安全か、あるいはキッチンからは絶対出なければいけないなど、安全な場所、危険な場所の判断がつくように伝えましょう。
【その6】「防災ごっこ」で楽しみながら身につける
防災の話はもちろん重要なことですが、やみくもに子どもを怖がらせず、「防災ごっこ」のような遊び感覚で取り組むことがおすすめです。
「今日は停電」という設定で、「ランタンの灯りでご飯を食べてみよう」とか、「懐中電灯でトイレに行ってみよう」などと挑戦してみると、楽しみながら対策が身につきます。
【その7】防災リュックは各自で持つ
ついやってしまいがちなのは、避難リュックを家族で1個にしてしまうことです。リュックは家族1人につき1個にして、歩けるような子どもなら1つ背負うとするとよいでしょう。
それは荷物を分散するだけでなく、万一はぐれてしまっても、必要なものが背中にあれば子どもにとっても便利だからです。子どものリュックの中にはウエットティッシュやタオル、飲み物、好きなお菓子などのほか、ホイッスルも入れて必要なときにすぐ使えるようにしておきましょう。
【その8】パーソナルカードに名前や連絡先を書く
ぜひ入れておくとよいのは、「パーソナルカード」です。子どもの名前はもちろん、家族の名前や連絡先、そして持病がある場合などもそこに書いておきましょう。家族写真を入れると、もしはぐれても探しやすくなります。
また、食物アレルギーがある場合も明記しておきたいものです。小さな子どもには、まわりの大人が好意でお菓子をくれたりすることがありますが、過去には避難所でアナフィラキシーショックを起こしてしまったケースもあります。
また特に発達障害の子どもの場合には、その子が安心できるように普段の呼び名や好きな食べ物、遊びなど落ち着いて過ごせるポイントを書いておくと、万一離れてしまったり、親が面倒を見られない時にも安心です。
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