企業や地域が本来持つ魅力やにじみ出る人間味を「おダシ」と呼び、それを独自のノウハウで引き出しながらユニークな採用支援やブランディング、地域プロモーションなどを行っているインビジョン株式会社。代表の吉田誠吾氏は、自社を「企業や地域のおダシ屋」と名乗ります。今回、企業と求職者をベストマッチさせる魅力的な採用戦略について、吉田代表が解説します。

上辺だけの「人事」と「求職者」によるミスマッチ採用

「上辺だけの人事」対「上辺だけの求職者」。志を本気で大切だと思っていない人事がビジョンを偉そうに語り、内定がゴールだと割り切っている求職者がアピールのための上っ面な言葉を吐く。「ほんとにそれ、思ってます?」と突っ込みたくなるようなやり取りが、新卒・中途採用問わず繰り広げられている。

 

そこから生まれるのはミスマッチの世界。自分がまいたタネとも気づかず「世の中が」とか「会社が」とか「上司が」とか他責にし、考えることをいつの間にかやめていく半透明人間になる。「どうせ」「だって」「でも」「だけど」「忙しい」「無理」「疲れた」「苦手」「不公平」「何が正解なんだよ」「分かりません」「できません」といった言葉を口癖のように発するのは、自ら思考停止を促す信号を無意識に脳に送り込んでしまっているような状態だ。

 

わたしは上っ面の採用選考がまかり通っている現状を「相当マズいな」と感じていて、腹を割る選考を確立して世の中に広めていこうと企んでいる。「取り繕わずに、腹を割る採用」だ。

 

取り繕った情報があふれている世の中であるが、それだと会社も求職者のどっちも幸せにはなれない。企業側は、良いところやキレイな情報ばかりではなくて組織の人間臭さや価値観を惜しまず出すべきだ。企業と求職者が互いに己を120%さらけ出せよ、と言いたいところだが、求職者も採用担当者も人間だもの、80%ぐらいがちょうどいい。

 

「一緒に働きたい!」と思えたら、それは出会うべくして出会った必然。その先には、お互いにハッピーな未来が待っている。

 

腹を割る前の準備体操はナチュラルな気持ちになることから。人生は選択の連続だ。脳は1日に6000種類ほどの思考を処理している。その際、感情価の高い「怒り」「恐怖」を優先的に処理してしまう傾向があるという。プンプンしていると脳のリソースはそちらにサイクロン掃除機のような吸引力で吸い取られて、本当に大切なことが手につかなくなるという状況に追い込まれてしまう。

 

だから、いつも気張らずナチュラルな空気感で自らが腹を割れば、相手に本意が届くことは間違いない。友達をつくるコツと採用は一緒だ。まずは己が腹を割ること。そこから始めてほしい。
 

 

吉田誠吾

インビジョン株式会社

代表

 

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    ※本連載は、吉田誠吾氏の著書『唯一無二の会社の魅力を引き出す弊社ダシ屋と申します』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

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