企業や地域が本来持つ魅力やにじみ出る人間味を「おダシ」と呼び、それを独自のノウハウで引き出しながらユニークな採用支援やブランディング、地域プロモーションなどを行っているインビジョン株式会社。代表の吉田誠吾氏は、自社を「企業や地域のおダシ屋」と名乗ります。今回、チーム員全員がいきいきと働ける組織づくりを叶えるための人事戦略について吉田代表が解説します。

経営の中核は「ブランド、経営戦略、人事組織戦略」

おダシ経営を言語化するとこうだ。「人間の力を最大出力にする経営手法」

 

補足すると、人それぞれが持つおダシ(想い・強み・人間味・らしさ)を最大限引き出すことで、チームの前向きなエネルギーと唯一無二の提供価値を生み出す。つまり、おダシ経営とは人間の力を誰よりも信じ、活かす経営手法のことだ。

 

企業がビジネスで勝ち残ろうとするとき、一般的には「自社・顧客・競合」の3C分析を行うものだが、おダシ経営の独自論では「自社・顧客・人間」のらしさを引き出し、人のつながりをつくってコミュニティ化していくという思想を掲げている。おダシ経営で得られる成果は全部で4つある。

 

1つ目は「やり方とあり方の統合」。これは志を達成する仕事のやり方とブランドに沿ったあり方が一致した状態をつくり出すということだ。

 

次に2つ目は「一本串戦略の策定」。これは中長期の事業戦略から単年戦略、ブランディング戦略など、各戦略が一筋につながった状態をつくり出すということだ。

 

そして3つ目は「両思い人材の確保」。これは採用したい人とマッチングできてミスマッチが減る再現性の高い仕組みをつくり出すということだ。

 

最後の4つ目は「人間らしいチームづくり」。これは人間の力を最大出力するチームをつくり出すということだ。

 

「ホントにそんな成果が得られるのかよ?」という突っ込みが聞こえてきそうなので、ビジネスにつながる具体的な話に移りたい。

 

おダシ経営の中核の概念「3D」という考え方を皆さんとシェアさせていただく。わたしたちは「おダシ=ブランド」「おダシ経営戦略=経営戦略」「おダシ人事戦略=人事組織戦略」の3つを総称して3Dと呼んでいる。「ブランド」「経営戦略」「人事組織戦略」の3つすべてにおダシを注入して、おダシでつなげていくことを基本のキとし、おダシ屋としての戦略人事、つまりおダシ戦略人事のど真ん中においている。

 

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※本連載は、吉田誠吾氏の著書『唯一無二の会社の魅力を引き出す弊社ダシ屋と申します』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

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