つい甘いものを食べちゃう…は栄養不足のサイン!? ムシ歯だけでは済まされない、砂糖の甘すぎる罠【歯科医師が解説】

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つい甘いものを食べちゃう…は栄養不足のサイン!? ムシ歯だけでは済まされない、砂糖の甘すぎる罠【歯科医師が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

甘いものがやめられないのは、なぜなのでしょうか? 吉田歯科診療室デンタルメンテナンスクリニック代表・吉田格氏が解説します。

砂糖を欲するのは「鉄不足」の証拠かも

鉄はミトコンドリア内でエネルギー産生に必須の元素。と同時に赤血球が酸素を運搬するのにも欠かせません。それが欠乏していくと、体は酸素運搬を優先させるので、ミトコンドリアへの鉄供給を減らします。

 

一般的には検査で貧血の数値が出なければ、鉄は十分だと解釈されます。しかし実はそれ以前に全身のエネルギー産生が落ちているのです。そしてこんなに重要な鉄なのに、足りない女性が驚くほど多いのです。

 

女性は生理で定期的に失血していく、つまり同時に鉄を失っていく宿命にあります。特に女子は10歳を過ぎると、生理が始まる・身長が急に伸びる・クラブ活動が始まる、などで栄養の需要が急に高まり、特に鉄が極端に不足します。

 

よく見れば鉄という字は「金偏に失う」と書きますから、昔の人は経験的にこのことを知っていたことになります。しかしその知識は現代人にまで受け継がれることはなく、失った鉄を食事で補充する機会は減る一方なのです。

 

こうなると脳へのエネルギー供給も制限され、倦怠感・思考停止・イライラなど、いわゆる不定愁訴が出やすくなります。

 

そこで登場するのが糖質、特に手軽に食べられる砂糖です。

鉄欠乏でも速やかにエネルギーを作れるのが「砂糖」

砂糖は分解されてブドウ糖と果糖になります。またブドウ糖果糖液糖という人工的に作った甘味料が入っている飲食材もたくさんあります。

 

これらはたいてい吸収が極端に速く、素早く血液に溶け込みます。さらにブドウ糖は細胞に入ると、極めてスピーディーにエネルギーを産生します。しかもその過程で鉄を必要としないので、鉄欠乏であっても、わずかながらエネルギーを産生できるのです。

 

問診をすると「仕事中、甘いものを食べると落ち着く」という女性はたくさんおられるのですが、いわば自衛策としての甘味という、生活の知恵(?)だったわけです。

 

そう、これは何とも都合のいい話ではありませんか! 結局鉄欠乏だから、エネルギー産生のために体が甘味を求めている、砂糖は女子の強い味方だったのです!?

 

…と喜ぶのは早合点、そんな単純ではないのです。ここから先、ムシ歯以外にも落とし穴がたくさん待っているのです。

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※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。