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FXのボリンジャーバンド手法が知りたい!
ボリンジャーバンドが使えるって聞くけどほんとに稼げる?

そこで!ボリンジャーバンドを使ったシンプルな順張り手法を、約1か月間リアルトレードで検証しました。
初心者でも取り入れやすい設定とトレードルールを紹介しながら、実際の損益結果や学びをまとめました。
トレンドの流れに乗る手法を身につけたい方はぜひ参考にしてください。
ボリンジャーバンドを使った手法
この手法は、ボリンジャーバンドというインジケーターだけを使う、とてもシンプルで分かりやすい方法です。
ボリンジャーバンドは、相場の値動きの幅やトレンドの強さを視覚的に捉えやすくする道具です。
この手法では、まず「日足」でトレンドの向きを確認し、その流れに沿って取引するのが基本です。
つまり、上昇している時は買い、下落している時は売りを狙う順張りのスタイルです。
ボリンジャーバンドとは?基本をチェック

ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)は、チャートに表示して使うトレンド系指標の一つです。
価格の動きを視覚的にとらえることができます。
ボリンジャーバンドの σ(シグマ) は標準偏差を表し、価格のばらつき(ボラティリティ)の大きさを示します。
中心の移動平均線から各σの線がどのくらい離れているかで、現在の価格が統計的にどのレベルにあるのかを判断します。
±1σ(プラスマイナス1シグマ)

価格がこのバンド内に収まる確率は約68.3%です。
「通常の値動きの範囲」と見なせます。
価格がこの範囲にある間は、相場は比較的落ち着いているか、緩やかなトレンドが継続している状態です。
この範囲をどちらかに抜けると、トレンドが強まる可能性が出てきます。
±2σ(プラスマイナス2シグマ)

価格がこのバンド内に収まる確率は約95.4%です。
一般的にボリンジャーバンドで最もよく使われる線です。
「価格が動く上限・下限の目安」とされ、価格がこの線に近づくと、買われすぎ・売られすぎと判断され、逆張りのシグナルとして意識されることが多いです。
±3σ(プラスマイナス3シグマ)

価格がこのバンド内に収まる確率は約99.7%です。
「めったに到達しない限界ライン」と言えます。
価格がこの線にタッチしたり、超えたりすることは非常に稀な事態です。
±3σに到達している状況は、非常に強いトレンドの発生か、相場の行き過ぎを示唆しており、多くのトレーダーが強い逆張りのシグナルや、相場の転換点として注目します。
エクスパンション

エクスパンションは、ボリンジャーバンドの幅が大きく広がる現象を指します。
これは、市場のボラティリティ(価格変動率)が高まっていることを示しており、強いトレンドが発生しているサインです。
価格が上昇または下落する勢いが強い時に、バンドに沿って価格が動く「バンドウォーク」という現象を伴うことが多く、トレンドフォロー(順張り)戦略において重要なエントリーや利益確定のシグナルとなります。
例えば、米ドル/円で急に円安が進んだ時、バンドが一気に広がります。
順張りで流れに乗ると大きな利益チャンスになります。
スクイーズ

スクイーズは、エクスパンションとは対照的に、ボリンジャーバンドの幅が非常に狭くなる現象です。
これは市場のボラティリティが極端に低下し、値動きが小さくなっている状態を示します。
市場参加者のエネルギーが蓄積されている状態とも言え、「嵐の前の静けさ」に例えられます。
スクイーズの後には、価格が上下どちらかの方向に大きく変動する傾向があるため、多くのトレーダーが次の大きな値動きに備える準備期間として注目しています。
基本のトレードルール

1回の取引は1万通貨までとし、レバレッジは10倍以下に抑えます。
土日にはポジションを持ち越さないことで、週末の予期せぬ値動きから資金を守ります。
取引回数は1日数回までとし、無理なタイミングでは絶対に入らないのがルールです。
さらに、大きな経済ニュースや重要指標の発表前後は、相場が不安定になるため取引を控えます。
チャートから目を離すときは、必ず10pipsの利確設定を入れて利益を確保します。
ボリンジャーバンドの設定(参照期間)

使うインジケーターはボリンジャーバンドのみ。
設定は「期間20」、標準偏差はデフォルトのままでOKです。

この設定は多くのトレーダーに使われており、トレンドや勢いを判断しやすいバランスです。
使用する時間足
見る時間足は「30分足」「1時間足」「4時間足」「日足」の4つです。
特にエントリー判断は30分足をメインに行います。
複数の時間足を見ることで、大きな流れと短期的な動きを両方チェックできます。
トレンドの見分け方
下落トレンド:ミドルラインが下向きで、ローソク足がミドルラインより下にある。
上昇トレンド:ミドルラインが上向きで、ローソク足がミドルラインより上にある。
レンジ相場:ミドルラインがほぼ水平で、ローソク足がミドルライン付近を行き来している。
レンジ相場は値動きが小さく、方向感がないため、この手法ではエントリーしません。
エントリー条件
エントリーするには、次の3つの条件が必要です。
- 30分足チャートで判断する
- ボリンジャーバンドが広がる「エクスパンション」が発生
- トレンド方向にローソク足が連続して出現
「エクスパンション」とは、バンドが上下に広がり始める形のことです。
これは価格が勢いを持って動く前兆になりやすく、順張りで利益を狙いやすいタイミングです。
決済ルール
利益を確定するタイミングは以下の通りです。
- ボリンジャーバンドが狭くなる「スクイーズ」が起き、ローソク足の動きが鈍くなったとき
- チャートから離れる必要があるとき
「スクイーズ」は、上のバンドと下のバンドが近づき、バンド幅が狭くなる状態です。
このときは値動きが小さくなり、トレンドの勢いが弱まっているサインです。
取引する通貨ペア
取引は、ドル円(USD/JPY)、ユーロドル(EUR/USD)、ポンドドル(GBP/USD)を使用します。
メジャー通貨は取引量が多く、トレンドも発生しやすいため、ボリンジャーバンドとの相性が良いと考えました。
取引の記録
2025年8月1日~26日におこなったトレード結果を振り返ります。
主にUSD/JPYでの取引を行い、一部EUR/JPYもエントリーしました。
【トレードの結果】

| 約定件数 | 15件 |
| 合計損益 | +11,710円 |
| スワップ損益 | -431円 |
| 最終損益 | +11,279円 |

少額取引ながらも、プラスで終えることができました。
30分足での判断はダマシが多く、2週目以降は1時間足での判断に切り替えてトレードしました。
また、決めていたルールでの決済判断が難しく、大きなトレンドが発生しない限り10pipsの指値を入れて取引を終えることが多かったです。

USD/JPYに集中した分、月後半では時間帯でのチャートの癖がつかめてきた手応えがありました。
トレード後の反省と改善点
今回のトレードを振り返ると、ドル円での取引が最もトレンドを見つけやすく利益を出すことができました。

特にデイトレードでは、10pipsで利確するやり方が安定的だと感じました。
一方で、30分足ではダマシが多く、エントリー判断が難しい場面が目立ちました。
そのため、より大きな時間足である1時間足や4時間足を使ったほうが、勝率が高くなる可能性があると考えています。
また、30分足を使う場合でも、午前10時ごろからと午後19時以降はトレンドが発生しやすいことに気づきました。
この時間帯に取引を絞れば、無駄なエントリーを減らし、効率よくトレードできそうです。
ドル円相場を1週間観察して得られたこの知見は、今後のトレード計画にしっかり反映させたいと思います。
今回使用したFX口座とツール
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ボリンジャーバンドのトレンド判断に活用したのが、外為どっとコムが提供している「ぴたんこテクニカル」です。
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まとめ
今回の検証では、ボリンジャーバンドの順張り手法が相場の流れをつかむうえで有効であることを実感しました。
特に、時間足を切り替えて判断することでダマシを減らし、安定したトレードができたのは大きな成果です。
短期で無理をせず、ルールを徹底することで少額でも利益を積み上げられるとわかりました。
今後も相場の癖を研究し、効率のよいトレードを目指していきましょう。










