高級腕時計の人気モデルのプレミア化が進んでいた2015年……すでに中古相場は高すぎるといわれていたなか、腕時計投資家の斉藤由貴生氏はロレックスをはじめ「ある5本の高級腕時計」を購入しました。斉藤氏が購入した腕時計の買取価格は、果たしていくらになったのでしょうか、みていきます。

投資期間6年…腕時計で得た純利益

そして、これら腕時計の利益は、それぞれいくらぐらいになったのかというと、以下の通りです。

 

【利益】

 

1.ロレックスミルガウス116400(未売却)
30万2000円

 

2.パネライルミノールマリーナPAM00050
7万2000円

 

3.パテックフィリップゴールデンエリプス3738/100J-012
20万2000円

 

4.カルティエパシャW31012H3
マイナス2万9699円

 

5.オーデマピゲロイヤルオーク4100ST
170万3600円

 

粗利益:224万9901円

 

ただし、ゴールデンエリプスと4100STには次のような経費が発生しています。それぞれの経費と、最終的な純利益(税引前)は次の通りです。

 

3.パテックフィリップゴールデンエリプス3738/100J-012
革ベルト代5万1700円

 

5.オーデマピゲロイヤルオーク4100ST
コマ代5万1000円/オーバーホール代11万1240円/分割払い手数料14万6292円
経費合計:36万232円

 

純利益(税引前):188万9669円

 

このように、この6年の間に約335万円分の腕時計(5本)を買い、2021年現在でそれらの売却額(売却可能額を含む)は約560万円になりました。

 

差し引き約224万円のプラスですが、一部の腕時計に36万円ほどのコストが発生したため、それを差し引くと、約188万円分の利益ということになります。

 

私が買った腕時計は、どれも自分自身が気に入ったもので、なかには「買った値段と同じ額で売ることすら難しい」と覚悟して買ったモデルもあります。

 

それがパシャW31012H3で、この5本の中で唯一赤字となっているのですが、それでも3万円以内におさまっています。他はすべて黒字ですから、全体としては大きな儲けです。

 

結局、たった5本でも、欲しい腕時計を「買って⇒使って⇒楽しんで」188万円ほどの利益を生み出すことができました。

 

<<【画像】腕時計投資家が「本気で選んだ」5本の高級腕時計の現物と価格推移の詳細>>

 

斉藤 由貴生

腕時計投資家
 

2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

※本連載は、斉藤由貴生氏の書籍『データでわかる腕時計投資の正解』(イカロス出版)から一部を抜粋し、再編集したものです。

データでわかる 腕時計投資の正解

データでわかる 腕時計投資の正解

斉藤 由貴生

イカロス出版

高級腕時計を購入し、身につけて楽しみ、さらに買った値段より高く売って利益を得る腕時計投資は、売り時・買い時の見極めが重要。腕時計投資歴20年以上、日本ではじめての「腕時計投資家」である著者・斉藤は、腕時計の型番ご…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録