(※写真はイメージです/PIXTA)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2022年1月3日~1月7日のオーストラリア市場について振り返ります。※本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポートを転載したものです。

為替

先週の豪ドルの対円レートは、下落しました。原油価格の上昇が好材料となり、資源国通貨である豪ドルが上昇した局面もありましたが、豪州国内の新型コロナウイルスの感染者数が過去最多を更新し、経済活動の鈍化が懸念されました。また、米国が金融政策の正常化を前倒しで進め、早期利上げだけでなく資産を積極的に圧縮する観測が高まったことにより米ドルが上昇し、豪ドルは売りが優勢となりました。それらを受けて、週間では豪ドルは対円相場で下落しました。

 

(注)左グラフは2021年1月7日~2022年1月7日、右グラフは2021年12月31日~2022年1月7日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)左グラフは2021年1月7日~2022年1月7日、右グラフは2021年12月31日~2022年1月7日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

先週の豪州3年国債利回りは、上昇しました。世界的に新型コロナのオミクロン型の感染は拡大しているものの、重症化率が低いことなどを受けて経済を減速させるリスクは低いとの見方が高まりました。なかでも米国は、金融政策の正常化が前倒しで進む見方が強まり、米国の早期利上げ期待を背景に米長期金利は急上昇しました。これらを受けて豪州3年国債利回りもつられた動きとなり、週間では上昇(国債価格は下落)しました。

 

(注)左グラフは2021年1月7日~2022年1月7日、右グラフは2021年12月31日~2022年1月7日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)左グラフは2021年1月7日~2022年1月7日、右グラフは2021年12月31日~2022年1月7日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

株式

先週の豪州株式は、上昇しました。世界的にオミクロン型の感染者数が拡大しているものの、重症化率が低いことや原油高などが支援材料となり、堅調に推移しました。後半には、豪州国内の感染者数が過去最多を更新し続けていることや、米長期金利の上昇などに影響されて下落する局面もありましたが、週間では豪州株式は上昇しました。

 

(注)左グラフは2021年1月7日~2022年1月7日、右グラフは2021年12月31日~2022年1月7日。    株式指数は、MSCIオーストラリア指数(配当込み、現地通貨ベース)。  (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)左グラフは2021年1月7日~2022年1月7日、右グラフは2021年12月31日~2022年1月7日。
   株式指数は、MSCIオーストラリア指数(配当込み、現地通貨ベース)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

リート

先週の豪州リート指数は、大幅に下落しました。週初は、原油価格の上昇などにより豪州株式市場が上昇したことを受けて堅調な展開となりました。一方で、主要国の長期金利が上昇したことなどを受けて世界的にリート市場は大幅に下落したことで豪州リートも同様の動きとなり、週間では豪州リート市場は大幅に下落しました。

 

(注)左グラフは2021年1月7日~2022年1月7日、右グラフは2021年12月31日~2022年1月7日。    リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数(配当込み、現地通貨ベース)。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)左グラフは2021年1月7日~2022年1月7日、右グラフは2021年12月31日~2022年1月7日。
   リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数(配当込み、現地通貨ベース)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2022年1月3日~1月7日のオーストラリアマーケット動向』を参照)。

 

(2022年1月12日)

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