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「You should...」「You had better…」にはご用心
日本人の英語学習者にスピーキングを教えていると、提案や助言にyou shouldやyou had betterを使う人が多いことに気が付きます。しかし、これらは状況次第ではとてもきつい言い方になり得るのです。
you shouldは、場合によっては責めているように聞こえることがあります(主語のyouが「相手と対峙(たいじ)する」ニュアンスを持つため)。せめてI thinkを前に付けてI think you shouldとし、きつさを和らげましょう。なお、shouldやmustは基本的に、薦めるときなどの肯定的な文脈でのみ使う方が安全です。
また、had betterは「~した方がいい。さもないと……」という意味で、shouldと同じようには使えません。脅迫的な印象を与えることもあるので注意が必要です。
■「きつくない助言」の実例を確認
下の場面での助言を見ていきましょう。
あなたは今日、後輩社員のテッドと一緒に、顧客のブルームさん(Mr.Bloom)に会う予定です。ところが、出社したテッドは、かなりラフな服装をしています。
【例】
あなた:【①前置き】Hi, Ted. Do you have a sec?【②助言】Did you happen to bring a jacket today? You might want to look a bit more businesslike when we meet Mr. Bloom later.【③理由】I heard he is quite a conservative person.If you don’t have one to wear, you can borrow mine. I always keep an extra one in my office just in case.
【Words & Phrases】
sec:ちょっとの間(= second)
businesslike:仕事向きの、真面目な
conservative:保守的な
just in case:万が一に備えて