学校の授業では、shouldとhad betterはどちらも「~べきである」という意味をもつと教わります。しかしこれら2つの言葉は、状況次第ではきつい言い方になることに注意が必要です。英語での丁寧な「提案・助言」の仕方について、Q‐Leap株式会社の代表取締役副社長、愛場吉子氏が解説します。内容を誠実かつ明確に伝えることが重要です。 ※本連載は、書籍『話す英語(実戦力徹底トレーニング)』(アルク)より一部を抜粋・再編集したものです。
「You should...」は“責めている”ように聞こえる?英語で提案・助言をするなら【英語研修のプロが解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

「配慮した助言」に便利な表現…訳と解説をチェック

【訳】

 

あなた:やあ、テッド。ちょっといい? 今日ひょっとして、ジャケットを持ってきていたりしないかな? ブルームさんとの会合を控えているときには、もう少しビジネスにふさわしい服装をした方がいいかもしれない。ブルームさんはかなり保守的な人だと聞いたよ。(今)着られるジャケットを持っていなければ、僕のを貸せる。もしもの場合に備えて、オフィスに常時、予備のを置いているんだ。

 

【解説】

 

ここでは、②のYou might want to look a bit more business likeに使われているyou might want to ~(~した方がいいかもしれません)がポイントです。

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これは、相手に配慮して控えめに助言をするときなどに便利な表現で、目上の人やあまり親しくない人にも使うことができます。特に仕事の場面ではとても役立つ表現なので、ぜひ覚えて活用しましょう。

 

③で理由を伝えた後、「持っていなければ自分のジャケットを貸してあげる」と申し出ることで、現実的で建設的な助言になっています。

 

 

愛場 吉子

Q‐Leap株式会社 代表取締役副社長