英語でスマートに「提案・助言」をするには? Q‐Leap株式会社の代表取締役副社長・愛場吉子氏が、提案や助言に「使える表現」を紹介したのち、例文とともに解説していきます。 ※本連載は、書籍『話す英語(実戦力徹底トレーニング)』(アルク)より一部を抜粋・再編集したものです。
「東京にあるお薦めの美術館は?」…英語でのスマートな「提案・助言」に使えるフレーズ (※写真はイメージです/PIXTA)

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英語で「提案・助言」をするには…4つの構成要素

◎英語での提案や助言を効果的に行うには、以下の要素を盛り込むとうまくいきます。

 

①前置き    例「ちょっといいですか?」

②提案・助言  例「~しませんか?」

③理由     例「というのも、~だからです」

④念押し    例「ぜひ~してみては?」

 

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④は入らないこともよくあります。①→②→③(→④)あるいは①→③→②(→④)のシンプルな構成になる場合がほとんどです。

 

【提案・助言の表現】

 

①前置き

 

相手のためを思った提案や助言であっても、いきなり切り出すことは避け、まずは「提案(または助言)したいことがある」というサインを出しましょう。相手への肯定的な発言で始めるのも効果的です。ただし、相手の求めに応じる形で提案や助言をするような場合は、前置きを省略することもよくあります。

 

Do you have a moment to listen to my proposal? 私の提案を聞いてもらう時間は少しありますか?

 

I have an idea. いい考えがあります。

 

Can I suggest something? あるものをお薦めしてもいいですか?

 

There is something I wanted to share with you. あなたにお伝えしたいことがあるのです。

 

Can we talk a bit about the shipping date? 発送日について、少し話せますか?

 

Do you have a sec? ちょっといいですか?

 

You know what? ちょっと聞いてくれる?

 

That’s really interesting, but how about looking at it this way? とても面白いですが、こういう見方をするのはどうでしょうか?

 

I don’t do anything special, but I’ll give you some pointers. 特別なことは何もしていないけれど、ちょっとしたヒントを示しましょう。