(写真はイメージです/PIXTA)

ゴルフ会員権を相続した場合の手続き方法と不要だったときの売却方法について、相続に詳しいAuthense法律事務所の堅田勇気弁護士が解説します。

ゴルフ会員権を相続する場合の名義変更

ゴルフ会員権を相続する際、まずは、該当するゴルフ場の会員規約を確認しましょう。会員規約で、ゴルフ会員権を相続する場合の条項があると思いますので、そちらを確認してください。

 

ゴルフ会員権を相続することになったら、規約を確認するだけでなく、不明な点があれば、できるだけ早いうちに該当ゴルフ場へと連絡するのが良いでしょう。

 

ゴルフ会員権の名義変更が可能な場合でも、書き換えに費用が必要な場合もあります。また、売却を検討しているのであれば、一度業者にも確認してみるといいと思います。

 

名義変更に伴う名義書換料とは?

 

名義変更を行う場合、名義書換料が徴収されます。名義書換料とは、名義書換えによって、新しくゴルフ会員権を所有する方がゴルフ場へと支払う費用のことを言います。

 

名義書換料はゴルフ場にとって主要な収益ともなっているようです。また、名義書換料の価格はゴルフ場ごとで違いますので、ゴルフ場に確認してみてください。

 

相続人がゴルフ場の会員になるまでの流れ

 

ここでは、相続人がゴルフ場の会員になるまでの流れを簡単に解説します。

 

1.必要書類の提出

 

ゴルフ場に、必要書類一式を提出します。必要な書類は、「ゴルフ会員権を相続するための準備」の項目でも紹介した書類になります。

 

また、ゴルフ場によってはこのほかにも書類が必要であったり、逆に上記すべてが必要ではなかったりする場合もあります。手続きの前にゴルフ場に確認しておくと、二度手間にならずに必要書類を用意できます。

 

2.ゴルフ場での入会審査

 

必要書類を提出したら、ゴルフ場による入会審査が行われます。各ゴルフ場それぞれで規定した入会条件があり、相続人がこの条件を満たしているかどうかが審査されます。

 

相続によってゴルフ会員権を所有した場合には諸条件が免除される場合もありますが、免除がない場合、入会条件を満たせない場合には、承認が降りないといったケースもあります。

 

3.名義書換料の振り込み

 

入会承認が降りたら、ゴルフ場が指定する名義書換料を支払います。名義書換料の金額は、会員種別によって異なります。こちらもゴルフ場に確認してみましょう。

 

4.完了

 

名義書換料の入金が確認されると、手続きは完了です。後日、ゴルフ場からゴルフ会員証券やネームプレートが届き、メンバーとしてプレーできるようになります。

 

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本記事はAuthense遺言・遺産相続のブログ・コラムを転載したものです。

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