日本で「木造マンションが急増している」という摩訶不思議 (※写真はイメージです/PIXTA)

中高層マンションといえば、主流は「鉄筋コンクリート」ですが、近年になって建物の主要構造に木材を使用した「木造マンション」の新築が相次いでいます。いまなぜ「木造」なのか、耐震・耐火などの安全性は補完されているのか、そして今後の市場流通はどうなるのかについて検証します。

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「木造マンション」が注目されているワケ

 

このところ全国各地で木造中高層マンションの建設が相次いでいます。木造の大規模建築物といえば東京オリンピックの舞台となった新国立競技場が思い浮かびますが、オリ・パラ開催を機に木造建築の良さが再認識されたということなのでしょうか。

 

確かに、自然素材を使用した方がホルムアルデヒド・リスクの軽減につながりますし、木造建築の方が建設コストや建築時の二酸化炭素排出量も大幅に削減できるということですから、SDGs思想に適ったサステナブルなムーブメントなのかもしれません。

 

しかし、未曾有の建築物被害をもたらした東日本大震災から未だ10年余り、耐震基準も年々厳しくなる昨今、なぜ木造マンションの新築が増えているのでしょうか?

 

その答えは、国土交通省が推進する「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」にありました。

 

この事業は、「再生産可能な循環資源である木材を大量に使用する大規模な木造建築物等の先導的な整備事例について、その具体の内容を広く国民に示し、木造建築物等に係る技術の進展に資するとともに普及啓発を図ることを目的に、先導的な設計・施工技術が導入される大規模な建築物の木造化を実現する事業計画の提案を公募し、そのうち上記の目的に適う優れた提案を国が採択し、予算の範囲内において、実施支援室が当該事業の実施に要する費用の一部を補助する(国交省HPより引用)」というものです。

 

要するに、木材を大量に使用する大規模建築計画に対して政府が助成金を出す、という事業なのです。これには大手ディベロッパーやハウスメーカーなどが参画し、「優れた提案」と認められた建築計画には毎年助成が行われています。

 

 

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※本連載は、『ライフプランnavi』の記事を抜粋、一部改変したものです。

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