異業種、異職種への転職では特に、希望条件を羅列して企業を選んだ結果、入社後にミスマッチが起きることも少なくありません。そのような事態を回避するため、株式会社キャリア・エックスのCEO兼コンサルタントの東海林浩樹氏は、転職活動の際は「キャリアコンセプト」を持つべきといいます。理想のキャリアを実現させるためにも役立つ「キャリアコンセプト」はどのようにつくるのか、みていきましょう。※本記事は、株式会社キャリア・エックスの『転職コラム』から転載したものです。
異業種転職のミスマッチをなくす…「キャリアコンセプト」のつくり方【転職エージェントCEOが解説】

5年後のキャッチコピーは、実現したいキャリアを表す

一度の転職で、自身のキャリアコンセプトを実現するのは、なかなか現実的ではありません。5年10年というスパンをかけ、経験を積みながら新たなスキルを身に付け、キャリアコンセプトに向けた階段を一歩ずつ登っていくのです。

 

また、コロナ禍において、転職マーケットは、売り手市場から買い手市場へ移行しました。未経験採用の求人数が減少し、異業界異職種でのキャリアチェンジの難易度は高まっています。

 

5年後のキャッチコピー=キャリアコンセプトを定め、

 

■「時間に縛られない働き方」

■「生活が楽しくなるWebサービス」

■「多くの人に届ける」

■「ポジティブなアクションを生み出せるプロ」

 

など、自分が手に入れたいものに1つずつ、ハッシュタグのようなものをつけ、次の転職ではどれをまず手に入れるのか、その次のステップでは何を手に入れるのか、と中長期での戦略を立てることで、キャリアコンセプトの実現に近づくことができます。

 

 

東海林 浩樹

株式会社キャリア・エックス

CEO/コンサルタント