老親を悲しませない…「信頼できるケアマネジャー」の探し方 (※画像はイメージです/PIXTA)

信頼ができ、相性の良いケアマネージャーを探すことは、今後の長く続く介護生活を左右する重要な課題です。突然、家族の介護が迫ってきた時には、ただただ右往左往しがちですが、ここでのケアマネージャーとの出会いは重要です。どうすればいいのか。※本連載は相沢光一著『介護を左右する 頼れるケアマネ 問題なケアマネ』(河出書房新社)より一部を抜粋、再編集したものです。登場するケアマネの方々、サービス事業者の方々のお名前は、すべて仮名です。

ケアマネを中心とした利用者のネットワーク

■自力で相性のいいケアマネを探すメリットとは

 

ケアマネを替えるさい、人選を包括に頼らず、利用者・介護者がみずから選んだケアマネを新たな担当にすることも可能です。「人が好くて有能」という条件を備えたケアマネが見つかれば、その人が担当になってくれれば何の問題もないわけです。

 

その手段もあります。ケアマネの良し悪しの判断基準を聞いたときの「近所のオバちゃんルート」を活用するのです。そのルートで会った介護経験をもつ人を担当したケアマネが優秀だった場合は、その人を紹介してもらえばいいわけです。

 

また、長く介護をした人は、介護を通じた人脈をもっているもので、現在介護中の知り合いもいたりします。その担当ケアマネのなかから、評判のいい人が見つかることもあるのです。

 

信頼できるケアマネを中心とした利用者のネットワークができあがるという。(※画像はイメージです/PIXTA)
信頼できるケアマネを中心とした利用者のネットワークができあがるという。(※画像はイメージです/PIXTA)

 

うまくいけば、複数の次期ケアマネ候補者が現れ、そのなかから、相性の良さそうな人を選ぶこともできます。人間性はどうか、良いサービス事業者を確保しているか、わが家の事情をくんだ支援をしてくれるか……といった、さまざまな角度から検討して選べるわけです。

 

ケアマネも担当している利用者・介護者が新たな利用者を紹介してくれるのは、うれしいこと。担当する人数が35人枠いっぱいでない限り、二つ返事で引き受けてくれるはずです。あとは、そのことを包括に連絡すればいいのです。こうすれば、介護が始まるときの運任せのケアマネではなく、自分で選んだ、安心して任せることができるケアマネを担当にすることができるのです。

 

このようなかたちで担当になるケアマネは、介護を進めるうえでも利点があります。紹介がくり返されることで利用者同士が知り合い、ケアマネを中心とした利用者のネットワークができます。このネットワークを通して情報交換が密にできるため、励まし合いながら前向きに介護に取り組めるのです。

 

また、ケアマネも、この情報網があることによって、利用者の状態を把握しやすいメリットがあります。たとえば、このネットワークにいる利用者宅を訪問したとしましょう。そのとき、介護者から「○×さんのおばあちゃん、昨日の晩に熱を出したらしいわよ」と聞けば、すぐに様子を見に行くことができるわけです。

 

ダメなケアマネを替える後押しをしてくれるだけでなく、良いケアマネを見つけることや、つらい介護を明るくしてくれるネットワークに入ることもできる。近所のオバちゃんルートを活用した人脈づくりは大きなメリットがあるのです。

 

フリーライター

1956年、埼玉県生まれ。明治大学法学部中退。スポーツやビジネス分野を中心に取材・執筆活動を展開してきたフリーライター。父親介護の体験を機に、高齢者介護のあらゆる問題を社会と個人の両面から精力的に取材。現場のリアルを『PRESIDENT Online』で発表している。また、『DIAMOND online』ではスポーツのコラムを執筆中。

著者紹介

連載「頼れるケアマネ」と「問題なケアマネ」の見分け方

介護を左右する 頼れるケアマネ 問題なケアマネ

介護を左右する 頼れるケアマネ 問題なケアマネ

相沢 光一

河出書房新社

有能な人が担当になればラッキー。ところが、そうでない人だと…。介護サービスを受ける際の中心的な存在であるケアマネージャー。その良し悪しはどこで判断できるのか、「もっといい人を」と思ったら、どう対処すべきか。著者…

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