1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の主要株式市場は概ね上昇しました。米国株式市場では、22日の米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利上げを急がないとの議会証言により市場の早期利上げ懸念が和らぐ中で、バイデン米大統領がインフラ投資で超党派の上院議員と合意に至ったと発表したことなどが好感されました。S&P500指数、ナスダック総合指数は最高値を更新し、NYダウは週間では、3.44%上昇しました。日本株式市場は、日経平均は週初の21日に953円安となり、翌22日には873円高と乱高下、その後も方向感のない動きとなり、日経平均株価は0.35%と小幅に上昇しました。欧州株式市場では、米国株の上昇や原油、金属などの商品先物相場の上昇や、欧州圏の経済指標の改善などを受けて独DAX指数が前週比1.04%、英FTSE100指数は1.69%上昇しました。中国株式市場では、米国株の上昇などを受けて、中国本土市場の上海総合指数が2.34%、香港ハンセン指数は1.69%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、欧米株の上昇などを受けて1.56%上昇しました。
<債券>
米国の長期債利回りは、米国株が大幅に反発したことに加え、米政権と超党派議員がインフラ投資法案で合意し、景気拡大期待が高まり0.095%上昇しました。ドイツの10年国債利回りも上昇しました。
<為替>
円相場は、円安となりました。パウエル議長の利上げを急がないとの議会証言や財政協議が合意に至ったことなどを受けて、対ドルでは0.49%の円安となりました。対ユーロでは、ユーロ圏の景況感の改善を受けて、1.29%の円安となりました。
<商品>
原油価格は、ワクチン普及による世界経済の正常化期待などから3.36%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年6月21日~6月25日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2021年6月28日)
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