学習指導要領にみる「AI時代を生きる」子どもたちに必要な力 (※写真はイメージです/PIXTA)

文部科学省が定める「学習指導要領」には、その時代の社会情勢を反映した、教育の進むべき方向が示されています。昨今、人工知能の発達によって「将来、AIに仕事を奪われるのでは?」と不安の声が上がるなか、現代の子どもに必要とされている力とは何なのでしょうか? 詳しく見ていきます。

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「学習指導要領」には時代に合った教育方針が示される

まずは今の日本の教育が抱えている課題を明らかにしておきましょう。

 

そのヒントとなるのが、「学習指導要領」です。学習指導要領とは、全国にあるすべての学校において教育の水準が一定に保たれるように、文部科学省が定めている教育課程(カリキュラム)の基準のことです。

 

戦後間もない1947(昭和22)年に試案が発表され、1958(昭和33)年に現在と同様の「告示」という形になりました。以降およそ10年ごとに、その時代の教育課題に対応できるような形に改訂が繰り返されています。

 

例えば、1989(平成元)年の改訂では、小学1・2年生への「生活科」が導入されました。この改訂の背景にあったのは、国際化や情報化が進んでいく社会の変化です。また、いじめや不登校が社会問題化するなど、教育現場が抱える問題も深刻化していく状況にありました。そんな社会の変化に自ら対応できる心豊かな人間の育成を、この改訂では目指しました。

 

また、1998(平成10)年・99(平成11)年の改訂では「総合的な学習の時間」が導入されました。これは、来るべき21世紀を切り拓いていく「生きる力」の育成を目指したもので、問題解決や探究活動を主体的・創造的に取り組めるようになることを意図した改訂でした。国際化が進む社会のなかで、個性を活かしたゆとりある教育を行うことを目的とし、教育内容を絞り、授業時数の削減が行われました。

 

これらの改訂については、実際に自身が児童・生徒として経験したという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

あるいは、お子さんがいらっしゃる方であれば、2017(平成29)年の改訂によって、小学5・6年生で外国語が「教科」になったり、小学校でプログラミング教育が導入されたりしたことが記憶に新しいかもしれません。これは情報化やグローバル化の加速に加えて、人工知能の進歩によって急激な社会的変化をもたらす時代に必要な資質や能力を育むことを目指した改訂で、小学校では2020(令和2)年度より実施されています。

 

このように、学習指導要領は、その時代の社会情勢を反映し、教育の進むべき方向を示してきました。

 

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小林音楽教室 主宰

上野学園大学音楽学部卒業。大学在学中の1990年に小林音楽教室(旧:小林ピアノ教室)を創業。
ピアノと音楽の基礎教育であるソルフェージュを一体化させた独自の指導法には定評があり、これまで指導に携わった生徒は2000名に及ぶ。
現在、東京都内数カ所(新宿、麻布ほか)に直営教室を構え、数十人の音楽講師とともに、幼児から大人までを対象に、ハイクオリティで総合的かつ多様な音楽教育を展開している。

著者紹介

株式会社レゼル
代表取締役

東京工業大学大学院修了後、国内大手SIerを経て、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程(MBA)在学中に同社を設立。幼少期からピアノに親しみ、小林音楽教室を経営する小林洋子氏と出会い音楽教育に携わるようになる。現在は小林音楽教室の経営管理全般を担う。

著者紹介

連載「音楽教育」を通じて子どもの能力を伸ばす方法

※本記事は、小林洋子氏と沼田峰紀氏の共著『これからの時代を生きるすべての子どもたちへ 音楽教育のススメ』(幻冬舎MC)より抜粋・再編集したものです。

これからの時代を生きるすべての子どもたちへ 音楽教育のススメ

これからの時代を生きるすべての子どもたちへ 音楽教育のススメ

小林洋子、沼田 峰紀

幻冬舎メディアコンサルティング

「そろそろ、うちの子にもピアノを習わせようかしら……」 春先になると、そうやってお子さんの進級・進学のタイミングで音楽教室を検討し始める保護者の方が増えます。 しかし、限られた時間のなかで、お子さんにとってど…

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