寝起きをよくするには「熱のこもらない枕」がポイント
●もっと脳を休ませるには…
通気性のよい枕で効率よく頭を冷やしましょう。
睡眠には、日中の活動で興奮状態がつづく脳を休ませる働きがあります。脳の温度は脳が活動的なときに上昇していますが、深部体温と同様、就寝中に下がります。
快適な入眠を促すには、「頭寒足熱」どおり頭を冷やしましょう。脳の温度を下げることは、深部体温を下げることでもあります。脳の温度も下がるので、深部体温だけを低下させる場合より、しっかりと休息がとれます。
また、体を疲れさせない、余計な力の入らない寝姿勢を知ることも大切です。二足歩行の人間の頭は重く、活動時には首から下へ垂直に重さがかかっています。就寝時には、体に負担をかけないために枕で頭を支える必要があります。
枕を選ぶときは、頭を乗せたときのフィット感やしずみ具合、寝返りの打ちやすさなどを確認しましょう。
枕が首や頭の形に正しく合っていないと、体の痛みを引き起こすだけでなく、眠りが浅くなります。睡眠中は多い人で20〜30回も寝返りを打つので、楽に寝返りができるよう、枕の左右が少し高いものがおすすめです。
ただし、首や頭と枕の形がぴったり合うほど熱がこもるので、通気性も重要です。高密度のウレタンは熱をためこみやすく、フェザーや綿は温度にムラが出るので好ましくありません。
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